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最終更新日:2016年1月12日
神岡幼稚園児から新年のごあいさつ
市内電話番号に市外局番は掲載していません。龍野・新宮・揖保川地域⇔御津地域にかける場合は市外局番が必要です。御御津地域の市外局番は079、それ以外は0791です。
市長、議長新年のごあいさつ:2p
新春座談会:3p
平成27年たつの市政10大ニュース:8p
平成26年度たつの市決算状況:10p
梅と潮の香マラソン大会、室津かきまつり:12p
新年明けましておめでとうございます。輝かしい2016年の新春をお健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨年は、記念すべき市制施行10周年を迎え、記念式典をはじめ、数々の記念イベント等に多くの皆様にご参加いただき、全市を挙げてお祝いすることができました。これもひとえに、新しいまちづくりに積極的にご参画・ご支援いただきました多くの市民の皆様をはじめ、関係各位のご協力の賜ものであり、深く敬意を表しますとともに、感謝申し上げる次第でございます。
たつの市誕生10周年を契機に、ふるさと創生元年と位置づけ、「雇用創生」「人口還流」「若者未来」「地域活力」の4つの目標を掲げ、本市の実情に応じた地域創生に関する施策を総合的かつ計画的に実践すべく、「たつの市まち未来創生戦略」を策定し、本市の今後の進むべき道標をお示しすることができました。
本年は、その中でも結婚・出産・子育てに注目し、住民、企業、行政が一体となって地域ぐるみで支援する新たな施策の展開により、子どもを生み・育てやすい環境づくりを強力に推進するとともに、児童生徒の海外姉妹都市へのホームステイ事業を実施するなど、国際感覚豊かな人づくりの推進に努めます。また、市内企業の包括的な支援を行うことにより、地域産業の基盤強化を図るとともに、市外からの企業誘致や、市内での創業や起業などを支援することにより、新たな雇用を創出し、若者、女性、高齢者、障害のある方も働ける環境づくりを推進します。
そして、「ふるさとたつの」に新たな息吹を吹き込み“輝く未来”を創るという基本理念のもと、本市の魅力と活力の向上を市民の皆様により実感していただけるよう努めてまいります。
本年も市民の皆様が、郷土への誇りと自信を持って住み続けたい、住んでみたいと実感できるふるさと「たつの市」づくりに邁進することをお誓い申し上げますとともに、益々のご指導とご鞭撻を重ねてお願い申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。
新年明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、希望に満ちた新春をお健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
平素は、市政の発展と議会運営に対してご理解とご協力をいただき、深く感謝を申し上げます。
さて、本市は、昨年10月に市制施行10周年の節目の年を迎え、新たに夢と希望に満ちたまちづくりに向け11年目をスタートいたしました。
しかしながら、地域の抱える社会的問題に加え、大きな課題となっております人口減少が地域の消費力・経済力の低下を招き、今後の市民生活への大きな影響が懸念されています。
こうしたことから本市では、長期的な人口の展望としての「人口ビジョン」とその実現のための指針として「たつの市まち未来創生戦略」を策定し、さまざまな地域の課題に鋭意取り組んでおります。
市議会といたしましても、魅力あるまちづくりを進めていくため、時代を見据えた情報分析に力点を置き、市長側と互いに知恵を出し合いながら市民参画の市政運営に取り組まなければならないと考えております。
こうした中、市議会では、昨年5月臨時会において、本市議会基本条例に基づき、議会活動の透明性と市民への説明責任を果たすべく、議長・副議長立候補制を導入するとともに、今年の3月定例会から、予算決算特別委員会を設置するなど、議会運営の一層の活性化を図っているところであります。
新年を迎えるに当たって、その役割と責任の重さをより一層自覚し、決意も新たに市議会の活性化と議会改革に取り組み、たつの市をさらに魅力ある「まち」にするため議員一同全力を尽くしてまいる所存でございます。
結びにあたり、どうかこれからも力強いご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
まち未来創生戦略推進本部分科会委員
佐竹隆幸氏…兵庫県立大学に勤務し、中小企業経営、地域経済の振興を専攻。
片山安孝氏…兵庫県西播磨県民局に勤務。
小寺悟司氏…兵庫西農業協同組合に勤務。
三宅崇輝氏…揖保町で社会保険労務士事務所に勤務。
松下恭子氏…新宮子育てつどいの広場で指導員。
石谷辰彦氏…兵庫県信用組合龍野支店に勤務。
本市では、昨年10月、平成31年度までの地方創生の取組指針となる「まち未来創生戦略・人口ビジョン」を策定しました。
今年、本市の財産である「人」・「文化」・「歴史」・「産業」・「自然」の地域資源を最大限に生かした取り組みを推進します。
この座談会では、「ふるさとたつの」の創生を実現するため、「まち未来創生戦略・人口ビジョン」の策定にご尽力いただいた皆さんと、「ふるさとたつのの創生」について、意見交換をしていただきました。
市長:皆さんには、今回のまち未来創生戦略の策定にご尽力をいただき厚くお礼申し上げます。
この度の策定に係わっていただき、たつの市に対する思いや感想、足りないところや、新たにすばらしいところなどを感じられたのではないかと思います。ご感想も合わせてご苦労がありましたらお聞かせください。
小寺:たつのは中央に揖保川が流れ、小京都といわれる落ち着いた町並みがあり、北部には緑豊かな山々、南部には瀬戸内海があり、自然豊かな所だと改めて感じました。また、大都市近郊で、JR、国道2号など、交通アクセスが整っており、なぜここがもっと発展しないのかと、改めて思いました。分科会は9回開催したのですが、行政、自営業者、金融機関から学生の方々まで、様々なメンバーが集まり、会議の度にいろんな意見を持ち寄り、活発な意見が出ていました。皆さんにたつの市を良くしたいという思いがあることを実感しました。これだったらたつの市は良くなるのではないかなと感じました。今後もこのような取り組みがありましたら、ぜひ参加させていただき、力になれたらと思います。
市長:たつのは多様で自然もあり、JRの駅も市内に6つありますので潜在的な能力、利便性を非常にもっています。発展しないのはおかしいだろうというご意見ですね。
三宅:大学や就職時は、たつのを離れていました。たつのはバイパスも近く、神戸、姫路に仕事で行く機会が多いのですが、非常に便利な所です。妻は大都市から来ましたが、非常に空気が良くて、環境もいいので暮らしやすいと言っています。分科会では、人口還流というテーマで、たつのに定住してもらうことが最終目標になるのですが、生まれてずっとたつのでというのもなかなか難しいと思います。大学や仕事等で、一度都会に出ていても、何かのタイミングで戻ってきてもらい、多くの人の仕事の経験などをたつので生かせるというのがいい流れかなと思います。とは言っても、仕事を変わることは非常に難しいところもあります。また、定年退職した方にたつのに帰って来てもらうことが、どこまでまちづくりに効果があるのか等、その辺りが非常に分科会では苦労しました。
市長:最近、都会の若者の意見を聞いても、田園回帰みたいなものが強くなっています。私自身もUターン組ですが、うまくタイミングが合えば田園回帰したいと思っている人は多くいると思います。その人たちが、たつのに帰りたいと思う時期に帰れるようにしておいてあげることが、私たちの役目だと思っています。
松下:新宮町に生まれ育ちました。たつのが好きかと聞かれると、好きですと答えられますが、大好きですか、誇れるものはなんですかと聞かれると、即答ができませんでした。先日、皮革まつりでの龍野北高のファッションショーや龍北工房の活躍ぶりをニュースで見て、これはすごい、たつの市は誇れる町、将来性のある町であると感じました。私は、若者未来の分科会に入っていました。10回開催され、行く度に新しいアイデアを持ちよることになっていたので、ニュースやホームページを見たりして、地域のことを勉強するようになり良かったと思います。会議に参加して思ったことは、子どもに対しては行政から手当や支援がありますが、子どもを育てているお母さんにも何か支援があってもいいと思います。
市長:兵庫県でも結構議論されました。子育て中の現役のお母さんにはやはり支援しないといけませんね。
石谷:たつの市で生活していませんが、縁があり去年の2月からこちらに赴任してきました。たつの市は城下町で歴史があり、地場産業もすごく盛んなところだと思っています。さくら祭り、ふるさとフェスタ、オータムフェスティバル等に行きましたが、多くの人が来ていました。それだけ地域の力があり、魅力があるのだなと思います。たつのの魅力をもっとみんなに知ってほしいという思いがあります。遠くの方は、地域とブランド名が一致しなかったりします。市の名前が売れれば、当然人口も増え、地域の企業も盛り上がっていくと思います。私は地域活力という分科会に参加し、当初はどういった取り組みをしていけばいいか戸惑いがありました。他の分科会と一緒で、皆さんがいいアイデアを持ち寄って、それをみんなで議論しました。こういったことに参加していなかったら逆に意識していなかったこともたくさんあり、視野が広がったという意味でもすごくいい経験、いい時間を過ごせました。行政と民間が一緒になった取り組みをこれで終わらせてしまうのは残念なので、継続していきたいという話は分科会でも出ました。
市長:お互いに刺激があったようで、躍動感を感じますね。行政も刺激を受けたみたいですが、片山県民局長に感想を聞いてみたいと思います。
片山:今回、委員をさせていただきましたが、西播磨4市3町ある中で委員をしたのは、たつの市だけです。なぜかと言うと、西播磨26万人の大きな地域は、海から山まであり、中心も一つではなくいろいろなところに核となるものがあります。ちょうどたつの市が西播磨全体を小さくしたような感じがします。だから、たつの市ではやらねばと思い、委員をさせていただきました。そこで、やはり一番良いと感じたことは、市民の方を入れた分科会を開催して、若い人、お母さん、企業の方などいろんな立場の方の意見を聞いていることです。実は、県民局も策定しましたが、職員を中心に取りまとめたものです。それに比べてたつの市の戦略は、いろいろな方の知識を集めて作られていますので、非常にいい戦略ができています。大変難しい課題として結婚の促進がありますが、出会いのきっかけ作りしか対策がないのです。結婚は大きな課題だと思います。
市長:行政は常に地方創生を考えていますが、それでも答えが出ません。結婚の問題は永遠の課題かもしれません。皆さんのお話しを伺い、たつの市が宝の山、資源の宝庫みたいな誇れる町だと確信しました。分科会については、会を重ねるほどお互い刺激を受け合い、強い連帯感と将来についての考えが共有できたようです。
佐竹先生はいかがですか。
佐竹:地域活性化の原則をわかりやすい言葉で言いますと、まず1つ目は、「あるもの探し、ないものねだり」です。要するに先ほどの地場産業の話でもそうですが、地域の資源をどう伸ばしていくかが1つ大きな課題です。2つ目は、「ここだけ、これだけ、いまだけ」という付加価値を意識させることです。「どこでも、いくらでも、いつでも」ではなく、先ほどのあるもの探しと絡んできますが、これからそれこそTPPの問題があります。日本の食糧自給率は、カロリーベースで39%と言われていますが、30%を切るのではないかという話も出ています。今回の創生戦略というのは、「ここだけ、これだけ、いまだけ」という、このキーワードに当てはまると思います。3つ目は、片山局長も言われましたが、これは歴史上の事実です。人口減少局面で成長した国や地域はありません。ヨーロッパが復活したのは、人口が増えたことが要因です。地方創生の大原則は、人が増えることだと思います。ただ地域を持続可能に存続させていかなければなりません。醤油、皮革やそうめんなど地域資源があるだけではいけません。そこに後継者がいないとどうにもなりませんし、それを全国に情報発信する担い手がいないと継続することができないからです。
市長:カギは人材、人づくりということですね。
佐竹:何事もそうですが、物づくりは人づくりから、会社づくりも人づくりから、地域づくりも人づくりからということです。
片山:高校生までは地元に住んでいますので、市外に出て行かずふるさとのためにがんばることも、一つの人づくりにつながると思います。住んでいる場所をふるさとだと思っている人は、頑張ってくれますので、その人たちを支援すれば非常に効果があると思います。
市長:若者が住み続ける居場所づくりをしてあげないといけないということですね。その一番最たるものが大学です。ところが今、人口減少で大学を造ろうと思っている方はいません。大学を造ることは、大変な負担を自治体がしています。例えば、公設民営などいろいろありますが、とにかく土地を全部提供し、建物も建設しますので運営をお願いします。運営して赤字が出た場合は、補てんしますというくらい条件を出さないと来ていただけません。
佐竹:皆さんは、マイルドヤンキーという言葉を知っておられますか。それは地域志向の若者のことです。地元に職があれば地元に残リ、地元の人と結婚するようになります。大学で外に出ていても、地元に友達がいるから地元に戻ってくるという志向が強いので仕事があれば戻ってきます。地元の友達と付き合えて、親兄弟が近くにいて、そこで幼馴染と結婚して子どもをもつ、そのような若者をマイルドヤンキーと言います。一時的には大企業に勤めていても、結局戻ってくることが多いので、地元でどれだけ仕事を作れるかということが重要になります。
市長:わかりました。雇用創出に向けて我々も努力はしています。龍野北高校定時制の生徒が運営する龍北工房など、地元に定着してくれる可能性のある人材づくりを手掛けています。
小寺:今、農商工連携という国の事業で取り組んでいます。うすくち醤油では、原料は全て地元産を使用しています。もともとたつのに小麦があったので醤油ができたのです。もう一度、原点に帰ろうということで、高たんぱくで醤油の原料に向く小麦作りに取り組んでいます。
市長:銘柄は何ですか。
小寺:「ゆめちから」です。ゆめちから入りの食パンも製品化されています。兵庫県と北海道しか作れない、高たんぱくでパン用に向いた小麦です。小麦の次は大豆があったら最高ということで、今、大豆の品種もいろいろと研究を重ねています。楽しみにしていてください。たつの市は、大豆、小麦の作付けや栽培について最先端を行っています。その小麦と大豆を使って何か特産品づくりができれば地域の活性化につながると思います。
市長:楽しみです。すばらしいお話を聞かせていただきました。そういう時に資金の援助が必要になってきます。
小寺:そうです。
市長:6次産業化する時に、生産の分野では農協に頑張っていただいて、一歩踏み出す時には金融機関の力が必要になってきます。
石谷:お客様の中に食品に携われている方が多くおられ、6次産業化の相談も多くあります。地元の食材を使って食品を開発する、前向きな取り組みを支援していきたいと思っています。行政とタイアップして生産者や企業が成長していただけるよう支援していきたいと思います。
市長:但馬地方では、創生の交付金で企業等を支援しているようですね。金融機関の方から働きかけてはどうでしょうか。
石谷:いろんな情報を発信することが、今後大切になってくると思います。
市長:新しい物をつくる時は、女性目線が必要になってくると思います。
松下:子育てつどいの広場は、若いお母さんが多く利用されていますが、地域を活性化するのは女性だと思っています。
小寺:子育てつどいの広場は、すごく活発で、笑顔で活動されていると思います。子育て中のお母さんが明るく活動されていることはいいことだと思います。
松下:昨年、市長さんを囲んでお話しをする機会があり、そこで出された意見が即反映され、お母さん方も喜んでおられました。小さいことの積み重ねが若い人の気持ちを変えていくと実感しました。
佐竹:ちょっとの積み重ねが、5年、10年先に大きな差になってくると思います。
市長:ちょっとずつ着実に、継続することが大切だということですね。
三宅さんは、青年会議所で地域に貢献していただいており、会員の減少はありますが、私も期待しています。スローガンや目標などはありますか。
三宅:市、企業、まちの人の考えをくみ取りながら事業を取り組んでいます。自分のためだけの事業にならないよう、本当に必要とされる組織になっていかないといけないと思っています。
市長:最後に皆さんから見て、たつののここに手を入れればいいのにということはないですか。
今、人口減少を止めるため、姫路市は連携中枢都市圏という広域圏を考えて近隣市町と連携しまちづくりに取り組んでいます。本市は、そこに加盟するとともに、播磨科学公園都市を核とする、宍粟市、上郡町、佐用町と連携し、もっと身近でそれぞれの自治体が役割分担をしっかり行い、独自性を発揮しながら魅力を保っていくため、定住自立圏の中心市宣言を行い、まちづくりを進めていきます。
片山:たつの市には、周辺市町の中心として、まちづくりに取り組んでいただきたいと思っています。北からの玄関口として播磨新宮駅、南の玄関口としての竜野駅の周辺整備についても、県も協力させていただきます。南北の交通は少し不便だと思いますので、たつの市には、広域的な観点から中心市となるようなまちづくりに取り組んでいただきたいと思います。
石谷:オータムフェスティバルのように、町のにぎわいを継続していくことが大切だと思います。地元の食材が食べられたり、宿泊施設が充実して、ゆっくりとした時間が過ごせたりできればいいと思います。本竜野駅から川西地区に行くアクセスもよくしていただきたいと思います。多くの観光客が訪れることにより、地元も活性化し住民も町の魅力を再認識することができると思います。
市長:佐竹先生も言われるように、今ある資源を大事にしていかないといけないということで、次なる地場産業は「農業」だと思っています。生産基盤もあり、それだけ潜在能力があるものは活用しなければなりません。農業は地場産業の最たるものだと思います。もう一つは観光です。観光もその地域の大切な資源です。地道に磨きをかけていくことが大事だと思っています。今、川西地区の景観は熟度を増しつつありますので、多くの市民の合意が得られれば伝統的建造物群保存地区の指定を受けたいと思います。週末はオータムフェスティバルのように多くの観光客が訪れる地区にしたいと思います。
佐竹:農業も観光も今ある地域資源を使って、外に情報を発信していくことが必要です。
松下:播磨新宮駅の北駐車場は通り過ぎてしまうほど案内看板が小さく、駐車場も空いている状態です。料金も高い気がします。また、市のイベントも駐車場が無く参加しようと思っても駐車場が無いのでやめようと思ってしまいます。子育てつどいの広場の利用でも同じことが言えます。
市長:川西地区においても観光をメインにしていますが、駐車場がありません。駐車場から考えていかないといけない状況になっています。これから力を入れていきたいと思います。
三宅:青年会議所では、県単位で会議や研修を開催していますが、その後の懇親をする場所がないため、たつの市での開催が少なく残念です。青年会議所は、特別支援学校生徒の職場体験事業に継続して取り組んでいます。
市長:支援学校も大変喜ばれています。就職が可能になるかもしれないという思いもあり期待されています。
小寺:送迎で竜野駅を利用していますが、道が狭くなかなか通れなくて困っています。また、たつの市にはいいものがあるのに発信力が足りない気がします。住んでいる人からすると普通でも、外から見るといいところがいっぱいあります。もう一度いいところを再発見して情報発信してはどうでしょうか。農業では、地場産業や観光とコラボした取り組みができればと思っています。
佐竹:経営形態が、6次産業から9次産業へと進化しています。6次産業は1次産業×2次産業×3次産業です。まず1次産業で作って2次産業で加工し、3次産業で販売しています。それに観光サービスである3次産業をプラスして、最近では9次産業化と言っています。9次産業化を明示している自治体はまだない状況です。従来の農業とは違うということで、私は「アグリビジネス」と言っています。農業にはいろんなイメージがありますが、農業でも収益が上がりますよという意味で、農業と言うよりアグリビジネスと言った方がいいと思います。
市長:竜野駅は基本計画を策定中で、地元に説明をしながら進めています。播磨新宮駅も宍粟市からの利用者を受け入れるバスターミナルのようなものを整備し、車通勤の方にも利用していただけるようパークアンドライドをしっかりやっていきたいと思います。情報発信も少しずつやっています。例えば、龍野城で本物の甲冑着付け体験ができ、甲冑を着て町の中を歩いていただきPRもしていただいています。たつのに行けば町の中を甲冑武者が歩いているということを外に情報発信していただければありがたいと思います。来ていただく方に満足していただくため、まずおもてなしのハード面の整備と市民の気運が高まることが必要になってきます。
石谷:行政と民間が一体となった取り組みを継続していただきたいと思います。民間ができることは精一杯させていただきます。
市長:PDCAとして、まち未来創生戦略・人口ビジョンの検証もしていただくことになりますので継続はさせていただきます。
皆さんから貴重なご意見をいただきましたが、本日の座談会のまとめを佐竹先生にお願いしたいと思います。
佐竹:地方創生の大きなベースは、たつのに生まれ、たつので育ち、やがてたつのの土となるという、大きな地域愛が大原則になってくると思います。課題は、マイルドヤンキーの再評価です。2つ目はダイバーシティマネージメントです。ダイバーシティとは、女性、外国人、障害者、高齢者等の多様な人材の能力を生かすことであり、それ無くして地域の活性化はありません。今日の座談会では、全てのお話しが出ていたように思います。また、プラットホーム(集いの場)をどう作っていくかだと思います。たつの全体でプラットホームが作れるかどうかだと思います。そこで、何をするかと言いますと、「人・物・金」の地産地消です。物の地消地消とは、地元から原材料を仕入れていただくことです。金の地産地消とは、金融機関の方に頑張っていただき、個人・企業の方には地元の金融機関からお金を借りていただくことで、その金利が集積され、別の方にお金を貸す原資となるというわけです。また、市民一人ひとりが、自分の町であるという意識をもっていただくことです。地域愛とは、仲間意識や所属意識、組織に対する忠誠心と思います。地方へ行くほど強くなると思います。それを行動、発言できるプラットホームを作れるかが、たつの市の5年間の課題になってくると思います。
市長:本日は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。「ふるさとたつの」を愛し、誇れるまちづくり、ひとづくり、しごとづくりに積極的に取り組んでいきます。皆さんの今後のご活躍を期待しています。
市外や外国の方に本市の魅力を知ってもらうためのさまざまな観光プロモーションイベントを開催しました。
幼児期に質の高い教育・保育を総合的に提供するため、7園の認定こども園を開園しました。
若者の婚活を応援する市民を対象にした婚活応援団講座や、市内各地で婚活イベントを開催。10月には市オリジナルデザインの婚姻届、お祝いメッセージカードを作成しました。
全中学生に温かい給食を提供するため、給食センターの建設に着手。平成28年度の完成を目指します。
食料品を届ける配達用車の購入費を助成し、10月には宅配や訪問サービス事業者などの情報を集約した「生活いろいろお助け帳」を作成。買い物弱者や高齢者世帯、外出が困難な一人暮らしの方の生活を支援します。
たつの市・宍粟市・上郡町・佐用町の2市2町が連携。より魅力あるまちづくりを進める定住自立圏構想において、中心的役割を担っていきます。
地域とともに作成した基本計画を生かし、安全性・利便性の向上と、活気とにぎわいに溢れるまちづくりを推進します。
「雇用創生」「人口還流」「若者未来」「地域活力」の4つの目標を掲げ、「ふるさとたつの」の創生を実現するため、持続的な成長を可能とする人口ビジョン、創生戦略を展開し、アクションプランとして94事業を推進します。
国際姉妹都市調印式、小学4年生による10歳の誓いなど多くのイベントで会場が盛り上がりました。
また、12月の「第九の大合唱」では多くの市民が歓喜の歌で心を一つにしました。
ジュネーブ国際音楽コンクール作曲部門において薮田翔一さんが優勝。また、全国小学生陸上大会で龍野小児童、三木露風賞新しい童謡コンクールで東栗栖小児童2名、全国障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」で播磨特別支援学校学生、西はりまリハビリテーションセンターの2名が快挙!
永年にわたり、聴覚障害者の自立支援、ボランティア活動の普及等の活動をされた功績により受賞されました。
第15回全国障害者スポーツ大会卓球競技で優勝された功績が認められ次の方が受賞されました。
永年にわたり、集落営農活動の強化と農商工連携の推進に貢献された功績により次の方が受賞されました。
次の自治会長の皆さんが受賞されました。(敬称略)
行政と鉄道事業者が一体となり、自動車から鉄道への利用転換を図り、鉄道利用者数を増やすなど環境保全活動に積極的に取り組んだ功績により、次の団体が受賞されました。
ブンセン株式会社(新宮町)の「初摘み実山椒」がグランプリを、株式会社ささ営農(新宮町)の「バジルペーストカップ」が金賞を受賞されました。
「初摘み実山椒」は、地元産の山椒を、収穫後すぐに工場で加工し、風味豊かで色鮮やかに仕上げた一品です。
「バジルペーストカップ」は、朝摘みの新鮮なバジルの色や香りを生かした商品で、様々な料理に活用できます。
次の方が新たに農業委員として就任されました。
とき:3月6日(日曜日)8時30分(当日悪条件の場合中止)揖保川総合支所南駐車場集合、11時30分頃解散予定
コース:揖保川総合支所→養久山古墳墓群(遊歩道散策)→揖保川総合支所
参加費:無料
持参品:飲み物・雨具・タオル・杖・登山に適した服装と靴でご参加ください。
定員:100名(事前申込要)
申込期限:2月23日(火曜日)
主催:ドラゴンウォーカーズ
申込先:健康課(はつらつセンター内☎63・2112)
平成26年度の市の一般会計、特別会計、企業会計の決算が12月市議会定例会で認定されましたので、お知らせします。
平成26年度は、行財政改革の推進を徹底するとともに、市民の声・現場の声を反映し、市民が安全かつ安心して暮らせる環境づくりに重点をおいた施策を展開しました。また、市民活力を生かした取り組みにより、市民が自立し健やかに暮らせるまちづくりを推進しました。
問い合わせ:財政課(☎64・3143)
歳入:349億196万1千円
歳出:337億3,043万8千円
歳入歳出差引額:11億7,152万3千円
実質収支:9億3,353万1千円
歳入総額:349億196万1千円
市税:30.7%(107億1,844万円)
地方交付税:28.4%(99億2,024万円)
国・県支出金:16.2%(56億6,918万円)
市債:9.8%(34億2,211万円)
財産収入・繰入金等:5.3%(18億3,866万円)
地方譲与税等:4.2%(14億7,142万円)
負担金・使用料等:2.9%(10億497万円)
諸収入:2.5%(8億5,694万円)
歳出総額:337億3,043万8千円
民生費:29.5%(99億5,904万円)
土木費:17.3%(58億2,688万円)
公債費:11.4%(38億4,358万円)
教育費:9.3%(31億4,657万円)
衛生費:8.7%(29億4,725万円)
総務費:8.3%(27億8,581万円)
消防費:4.8%(16億2,729万円)
商工費:3.7%(12億6,258万円)
諸支出金:3.0%(10億546万円)
農林水産業費:2.9%(9億7,329万円)
議会費:0.8%(2億7,334万円)
労働費:0.2%(7,278万円)
災害復旧費:0.1%(657万円)
市民税(個人):33億9,571万円
市民税(法人):10億3,843万円
固定資産税:49億9,566万円
軽自動車税:1億9,567万円
市たばこ税:5億4,089万円
都市計画税:5億5,208万円
計:107億1,844万円
■市税:皆さんに納めていただいた税金(市民税・固定資産税等)
■地方交付税:国税5税(所得税、法人税、酒税、消費税、たばこ税)の一定割合の額を財政力に応じて交付するもの
■国・県支出金:国や県から一定の割合で交付される補助金等
■市債:国や民間金融機関などから調達する長期的な借入金
■財産収入:基金利子等財産運用から得られた収入等
■繰入金:基金を取り崩して繰り入れるもの
■地方譲与税:一定の基準により国から交付される税
■負担金:利益を受ける者から受益を限度として徴収するもの
■使用料:公共施設の利用料金等
■民生費:社会福祉や生活扶助などに要する経費
■土木費:道路や市営住宅等の整備や管理に要する経費
■公債費:市の借入金の返済に要する経費
■教育費:教育・文化スポーツ施設等の充実に要する経費
■衛生費:ゴミ収集・処理、保健衛生、し尿処理等に要する経費
■総務費:市役所の管理運営等に要する経費
■消防費:消防・救急・防災等に要する経費
■商工費:商工業の振興・観光事業等に要する経費
■諸支出金:支出の性質により他の支出科目に含まれない経費
■農林水産業費:かんがい排水やほ場整備等に要する経費
■議会費:議員の報酬や議会運営などに要する経費
■労働費:労働者の福祉向上や就労支援などに要する経費
■災害復旧費:大雨、地震等の災害で被災した施設復旧に要する経費
指標の種類/意味/早期健全化基準/たつの市の数値
※早期健全化基準:財政収支が不均衡な状況及びその他財政状況が悪化した状況において、自主的かつ計画的にその財政の健全化を図るべき基準
※普通会計:一般会計に学校給食センター事業、土地取得造成事業、揖龍公平委員会事業の各特別会計を加えたもの
※標準財政規模:通常収入されるであろう経常的な一般財源の規模
会計名/歳入決算額/歳出決算額
会計名/区分/収入決算額/支出決算額
西はりま消防組合事業:12億7,220万3千円
福祉会館耐震補強事業:1億9,967万6千円
中学校校舎耐震補強事業:4億6,533万8千円
醤油サミット事業:432万3千円
道の駅みつ施設整備事業:1,229万3千円
道路新設改良事業(龍野揖保川御津線):6億8,117万1千円
道路新設改良事業(広山高駄線):4,901万1千円
公民館耐震補強事業:1,189万1千円
自立のまちづくり事業:2,574万6千円
とき:1月31日(日曜日)8時30分~12時
ところ:御津運動場(開会式・ゴール)
コース:国道250号、新舞子浜、成山新田
種目:ファミリー、2km、3km、5km、10km、ハーフ
主催:梅と潮の香マラソン大会実行委員会、たつの市、たつの市教育委員会
問い合わせ:御津体育館(☎322・3012)
とき:1月31日(日曜日)11時~14時
ところ:御津町黒崎羽子池駐車場(綾部山梅林入口)
内容:焼がき、かき汁、かき・魚介類の直売、新鮮野菜販売ほか各種模擬店
主催:室津漁業協同組合
問い合わせ:農林水産課(☎64・3157)
かきまつり会場へはシャトルバスをご利用ください。随時運行(11時~)
臨時駐車場(御津中学校、小学校、文化センター⇔かきまつり会場)
問い合わせ:健康課(☎63・2112)
とき:1月31日(日曜日)10時~14時
ところ:室津かきまつり会場付近(羽子池駐車場南側)
400mlの方に卵2パックと粗品があります。
国道250号線(綾部山入口交差点から室津まで)及び黒崎、苅屋の一部の道路が通行止になります。
※当日、会場周辺は大変渋滞しますので、乗り合わせてお越しくださいますようお願いします。
11月17日(火曜日)に、第3回目の「いきいき百歳体操交流会」を、赤とんぼ文化ホールで開催しました。現在、いきいき百歳体操に取り組まれている方245名が集い、交流を図りました。
市内で活動しているグループは10月末現在、111グループ(龍野55、新宮21、揖保川19、御津16)、約2,500人の方が、身近な場所で集い、いきいき百歳体操やかみかみ百歳体操に取り組まれています。普段は各グループでの活動ですが、年1回交流会を開催し、活動の工夫や公募された川柳の発表などを行いました。
いきいき百歳体操を継続されている90歳以上の方は33名、うち14名が参加され、栗原市長から代表で小寺スミヱさんへ表彰状が授与されました。
最高齢は昨年に続き、芝田静子さん(龍野町片山)95歳、次いで藤田壽男さん(龍野町日山山下)93歳です。
昨年に続き、健康運動指導士の田口たえ子氏がいきいき百歳体操の注意点やポイント、重りを増やしていく時のコツをお話しされました。重りを手首・足首に巻きながら行うこの体操は、重りをつけることで筋力をつけることや重りの調整の重要性を話されました。
「よく理解できた。実技と講話による指導がよかった。」という感想も多く好評でした。
各地区で活動しているグループそれぞれの創意工夫を自慢していただきました。概要をご紹介します。
「『咲いて笑って輝いて』をスローガンに幅広い年齢層の方が参加しています。年齢差が活動の行動範囲を広くしており、運営を輪番制で行ったり会則を作って実行するなどの工夫をしています。」
「特徴は、幼い子どもから高齢者まで、誰でも参加できるふれあいサロンから始まりました。声をかけ合い、明るく楽しく笑顔が絶えません。手作りおやつを楽しみ、色々な出来事の情報交換の場にもなっており、体も心もほっと温かくなるひと時です。」
「老人クラブの一事業として実施しています。正しい姿勢で行うことを心がけ、毎月最後の週には体操終了後コーヒータイムを持ち、和気あいあいと雑談をしています。」
「女性部からいきいき百歳体操がスタートしました。声かけで80歳代の方が増えたり、脳梗塞になられた方が体操をするようになり元気になられました。家から外出機会が増えた。と喜びの感想もありました。」
会場では皆さん熱心に耳を傾けておられました。
いきいき百歳体操に関する川柳154句の中から、交流会参加者が当日選んだ10選をご紹介します(敬称略)
●カミカミの鍛えた口でよくしゃべり (児玉素子)
●体操と会話で防ぐ認知症 (松原俊夫)
●百体は転ばぬ先の杖となり (横山節子)
●百歳が近づくほどに若返り (木下弘)
●元気が一番笑顔に会える活きいき体操 (谷口ひふみ)
●百歳の体操続けて介護なし (青木源)
●2年経ち効果得心とも誘う (吉原之隆)
●ヨッコラショ言わなくなった体操のおかげ (良久)
●人生に疲れたらまず百歳体操 (本窪田正子)
●百歳体操心も身体もリフレッシュ (柴原清子)
いきいき百歳体操に取り組みたいグループは、健康課(☎63・2112)又は各保健センターまでお問い合わせください。
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