特別展「本陣・薩摩屋と室津の年中行事」を開催
正月飾りのハツに吊るした飾り(個人蔵)

端午の節供に立てた幟(室津民俗館蔵)

最中雑記 文政12年(1829)高畠家文書

ショウロさん(2025年8月15日撮影)
参勤交代の制度が定められた江戸時代、海の宿駅として栄えた室津には、最大で6軒もの本陣が置かれました。そのうちの薩摩屋(高畠家)に「歳中雑記」という冊子が伝わっています。
この冊子は、薩摩屋で一年間におこなう行事を記録したもので、端午の節供や七夕祭りなど、現代の我々にとっても馴染み深い行事から、八朔の雛祭りなど室津ならではの行事まで、数十項目にわたって記されています。江戸時代の室津の年中行事について知ることのできる、数少ない資料です。
本展覧会では、「歳中雑記」に記載された行事を中心に、室津の年中行事について、関連する民具や祭具、古文書などの資料を用いて解説します。
開催情報
日時
10月4日(土曜日)~11月30日(日曜日)
9時30分~17時(入館は16時30分まで)
場所
室津海駅館
休館日
毎週月曜日(祝日をのぞく)、10月14日(火曜日)、15日(水曜日)、11月4日(火曜日)、5日(水曜日)、25日(火曜日)、26日(水曜日)
入館料
単館
- 高校生以上 200円
- 小・中学生 100円
民俗館との共通券
- 高校生以上 300円
- 小・中学生 150円
※市内の小・中学生は無料
※ひょうごっ子ココロンカード提示で無料
※11月8、9日は「関西文化の日」のため無料
関連行事
(1)記念講演会
演題
年中行事の構造
日時
11月2日(日曜日)14時~15時30分
講師
田村 三千夫 氏(太子町立歴史資料館 専門員)
定員
30名(先着順・要申し込み)
(2)ギャラリートーク
内容
担当学芸員による展示解説
日時
10月4日(土曜日)、11月8日(土曜日)
いずれも14時~15時
定員
各回15名(先着順・要申し込み)
(1)(2)共通事項
参加費無料
無料(ただし海駅館入館料が必要)
申込方法
海駅館窓口・電話・電子申請でお申し込み
更新日:2025年09月05日