令和5年第1回定例会

更新日:2025年03月31日

ページID : 5819

議案など

議案の詳細
議案番号

議案名

委員会提出第1号 たつの市議会政務活動費交付条例の一部を改正する条例制定について
委員会提出第2号 たつの市議会の個人情報の保護に関する条例制定について

同意第1号

人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて

同意第2号

人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
議案第1号 令和4年度たつの市一般会計補正予算(第10号)
議案第2号 令和4年度たつの市学校給食センター事業特別会計補正予算(第3号)
議案第3号 令和4年度たつの市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第4号 令和4年度たつの市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
議案第5号 令和4年度たつの市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第6号 令和4年度たつの市下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第7号

たつの市個人情報の保護に関する法律施行条例制定について

議案第8号 たつの市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について
議案第9号 たつの市職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第10号 たつの市消防団条例の一部を改正する条例制定について
議案第11号 たつの市特別会計設置条例の一部を改正する条例制定について
議案第12号 たつの市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について
議案第13号 たつの市過疎地域持続的発展計画の一部変更について
議案第14号 こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定について
議案第15号

たつの市出生祝金支給条例を廃止する条例制定について

議案第16号 たつの市立幼稚園設置条例を廃止する条例制定について
議案第17号 たつの市伝統的建造物群保存地区における建築基準法の制限の緩和に関する条例制定について
議案第18号 たつの市下水道条例の一部を改正する条例制定について
議案第19号 市道の路線認定、変更及び廃止について
議案第20号 令和5年度たつの市一般会計予算
議案第21号 令和5年度たつの市土地取得造成事業特別会計予算
議案第22号 令和5年度たつの市揖龍公平委員会事業特別会計予算
議案第23号 令和5年度たつの市国民健康保険事業特別会計予算
議案第24号 令和5年度たつの市後期高齢者医療事業特別会計予算
議案第25号 令和5年度たつの市介護保険事業特別会計予算
議案第26号 令和5年度たつの市病院事業債管理事業特別会計予算
議案第27号 令和5年度たつの市水道事業会計予算
議案第28号 令和5年度たつの市下水道事業会計予算
議案第29号 令和5年度たつの市国民宿舎事業会計予算

会派代表質問・一般質問通告要旨(予定)

質問日:3月16日(木曜日)

質問日:3月16日(木曜日)の一般質問通告要旨一覧
質問順

質問者

代表質問・一般質問通告の要旨

1

代表質問

10番

木南裕樹

(志政会代表)

本市の令和5年度の当初予算・並びに施政方針が発表されました。
 『未来応援住みたいまちたつの』~夢を拡げる未来のかたち~と題し、あらゆる人が健やかに暮らせる、包摂社会の実現に努めるほか、様々な行政課題に対し、剛毅果断に取り組み、基礎自治体の長として「市民の生活と財産を守る」市政運営に邁進して参ると、基本姿勢に掲げておられます。
 その為にも地域の実情を知ることは必須であると感じます。実際、山本市長自らが地域の実情を把握すべく、地域に赴き、市内の団体等と対話をする『市長対話広場』の開催や、地域の小さなイベントにも毎週のように顔を出され対話されていること、また一般質問や各委員会等、各議員からの提案・提言等についても積極的な検討の上、市政発展に向け、事業化されるといった取り組みは、山本市長のリーダーシップの下、一定の評価と共に敬意を表すところであります。
 人口減少社会において、各自治体が様々な施策を講じている中、本市においても若者の定住促進の為、『奨学金返還支援事業』の創設、また子育て世代の経済的負担を軽減する為に、『中学校給食費の全額補助』や『高校生等医療費助成』といった取り組み等により、人口は全体的には少しずつ減少しているものの、平成30年度に発表されました国立社会保障・人口問題研究所の推計値までは減少しておらず、ゆるやかな減少になっております。
 しかしながら、今後においても山本市長の強いリーダーシップの下、本市の発展に向けて鋭意、取り組まれること、またその為にも我々議員も一緒に汗をかき、車の両輪のごとく進めるよう努めていく必要があると強く感じます。

  1.  第1の柱 安全・安心なまちづくりへの挑戦
     自然を守り、だれもが安全に安心して住み続けたくなるまちについて
    •  その4「安全便利な交通環境を整える」より
      1.  幹線道路につきましては、広域的な道路ネットワークの構築を図るため、引き続き揖龍南北幹線道路(宮内バイパス)の整備を推進するとともに、市道小宅揖西線の渋滞を緩和するための交差点改良に取り組みます。とある。令和5年度においては、才ノ木交差点の交差点改良工事に取り掛かる予算が上程されており、慢性的な渋滞緩和に向けての事業着手は多いに期待するところである。
         また、市内には他にも朝夕の通勤時に渋滞する觜崎橋周辺や龍野橋周辺等、今後の課題とすべき箇所があると思われる。
        1. 市として課題として認識している慢性的な渋滞箇所と、今後の取組について伺う。
    •  その5「大切な命と地域を守る」より、
      1.  これまで防災行政無線が聞き取りにくいとの声から、後で内容が確認できる『63-5454』の電話自動応答サービスの導入や、ホームページでも放送内容が確認出来るようになり、改善はされてきていると感じる。
        1. 令和5年度からの事業で、防災行政無線についてはどのように変わるのか。
        2. アプリの導入とあるが、若い世代には非常に効果があると思われるが、特に高齢者へのプッシュ型の情報提供についてはどのような取組みを行っていこうと考えているのか。
  2.  第5の柱 ふるさとづくりへの挑戦
     市民や地域と協働し、地域力があふれるまちについて
     その3「健全で効率的な自治体運営を推進する」より、
    1.  手続総合案内による「書かない窓口サービス」により、市民サービスの向上と業務の効率化を図ります。とある。
      1. おくやみ相談窓口(おくやみに係る手続の負担軽減)とあるが、具体的に書かない窓口サービスでどのような手続きまでが出来るようになるのか。
      2. 令和5年度中のいつから実施予定か。
      3. おくやみ相談窓口以外に「書かない窓口サービス」で、どのようなことが出来るようになるのか。
    2.  たつの市公共施設等総合管理計画及びたつの市公共建築物再編実施計画に基づき、施設の総合的な管理を実施し、加えて施設の再編や長寿命化に努めるとともに、未利用財産の活用や処分を推進いたします。とある。
      1. 赤とんぼ荘において、令和5年度は「喫茶メイプル等企画運営ボランティア団体募集」を広報たつのお知らせ版で掲載されていたが、耐震の懸念もあり、今後どのようなビジョンを持っているのか早急に市の方針を示すことが重要であると思う。令和5年度において、剛毅果断として、何か決断することは考えているのか。
      2. 兵庫県の令和5年度予算が発表されている。令和5年度において、新宮高等学校跡地、並びに龍野実業高等学校跡地について、何か動きがあるのか。
2

代表質問

4番

宗實雅典

(清風クラブ代表)

 市政推進の基本姿勢について

  1.  人を育み、誰もが健やかに暮らせるまちづくりについて質問させていただきます。
     2022年の出生数は統計調査開始以来、初めて80万人を割り込むことになったとの報道に対し、皆様同様に危機感さえおぼえています。
     2000年の出生数は119万人でした。20年経過した2020年には約84万人まで減少しました。20年間で35万人減となり2022年では80万人を割ってしまうことになりました。
     これからも加速度的に人口減少が進む可能性があるように思います。
     2031年には70万人割れとなり、2040年には60万人割れになるとの予測もあるようです。
     国では次元の異なる少子化対策の取り組みが始まるようですが具体的な内容はこれからのようです。
     たつの市において市長の施政方針には子供は未来を担う大切な宝であることから子育て世代から「子育てするなら たつの市」として選ばれるよう、魅力を高めてまいります。とあります。
     そこで下記についてお尋ねいたします。
    1.  妊娠・出産・育児の不安や困りごとに寄り添う伴走型相談支援についての具体策を教えてください。
    2.  安心して出産・子育てができる環境づくりに取り組むとありますが具体策を教えてください。
    3.  社会問題となっている、引きこもり状態にある方に対し家族と別に過ごすことができる居場所の確保についての具体的説明をお願い致します。
  2.  活力と魅力ある力強いまちづくりについてお尋ねいたします。
    1.  今後、更なる人口減少が懸念される御津地区について、地域活力の維持・発展のため、スポーツ拠点施設等を中期的視点に立って検討するとありますが、どれくらいの期間を考えておられるのかをお聞かせください。
    2.  企業誘致や留置のインセンティブとなる企業立地奨励金を活用することにより、新たな産業の創出を支援するとありますが市内には企業誘致する場所がないように思いますがどのようにお考えでしょうか。
  3.  新時代にふさわしいまちづくりについてお聞きいたします。
    1.  持続可能な行政サービスの提供と将来に負担を残さない健全な行財政運営を行うため、人口減少社会を踏まえた公共施設の在り方の検討を進め、JR本竜野駅西側の公共施設等につきましては施設の集約・複合化を推進するとあるがどのような施設を考えておられるのかお聞かせください。
       例えば、図書館等の集約・移転等の考えはありませんか。

3

代表質問

7番

和田美奈

(新生クラブ代表)

  1.  令和5年度「施政方針」について
     長かったマスク生活も今秋から「個人の判断」となり、約3年に及んだコロナ禍での不自由な生活もやっと終わりを迎えようとしています。しかしながら、この間における経済的なダメージは小さいものではなく、追い討ちをかけるように襲ってきた円安・エネルギー高、物価高は家計のみならず、日本経済全体に大きな影響を与えています。
     先日も、お話をしていた経営者の方から「物価高の厳しさはコロナ禍の比ではない」という悲痛なお声をお聞きしました。これらの課題は、決して日本だけで解決できるものではなく、ロシア・ウクライナの戦争の終結や国際的な枠組みの中で進んでいくものですが、自治体としてもコロナ禍以上に市民生活や地元経済に寄り添った施策が求められます。
     また、現在、国会が開かれています。その中では「防衛費の増額」や「エネルギー確保のための原発回帰」、「子ども・子育て支援」等が注目を集めています。どれも喫緊の課題であり、日本の安心・安全を守り、国を発展させていくために必要な政策です。小手先の取り組みに終わることなく、「国にしかできない政策」を積極的に進めて行ってもらえることを期待しています。
     令和5年はwithコロナ、ポストコロナ時代の元年となっていくでしょう。人の幸せ、地域や国の発展に欠かせない個人の自助努力や企業の競争力を引き出すためには「やさしすぎる社会」ではなく「やさしい社会」を目指していかなければなりません。そのために、本市においても厳しい財政状況の中でも、「行政にしかできないことは何か」ということを考え、必要な施策に積極的にチャレンジしていただきたいとの思いを込めて、以下質問します。
    1.  「新宮地域の過疎対策」について、「過疎対策事業債等を活用し、地域の活力の維持・発展につながる取り組みを推進する」とある。具体的には、昨年9月に策定された「たつの市過疎地域持続的発展計画」に新しい事業を追加、拡充されているが、その内容を詳しく見ると、新宮町に特化した事業は1つ(弥生の森活性化事業)のみで、今年度地域でさまざまな意見を聴取したものが反映されているように感じない。過疎対策に取り組んでいくためには、より積極的に新宮町の魅力を作っていく姿勢が必要であると感じる。来年度以降の事業の展望と市の考えを伺う。
    2.  国の方針で「デジタル田園都市国家構想総合戦略」やDXの推進が叫ばれ、本市においても「たつの市デジタル・トランスフォーメーション推進基本方針(TDX)」の取り組みを加速させたり、「書かない窓口サービス」が開始される。市役所での事務手続きが便利になることはありがたいが、日常生活において、誰もがデジタルの恩恵を享受でき、「誰一人取り残さない」人に優しいデジタル社会の形成を目指すため、本市の実情に合わせてどのように取り組んでいくのか考えを伺う。
  2.  主要施策の概要について
    •  第2の柱 やすらぎづくりへの挑戦より
      1.  今年度からはじまった「敬老えらべるギフト事業」について、どのような反響や意見があり、次年度の取り組みにどのように活かしていくのか伺う。
      2.  「障害者レクリエーション・スポーツ交流事業」について、来年度は市民を対象とした障害者スポーツ(フレスコボール)体験イベントを開催し、障害者スポーツの普及を図るとある。このような交流イベントと同時に、市内には全国大会に出場されるような高い技術を持たれた選手もおられることから、障害者スポーツ振興のため、「市長杯」などの競技大会も開催してはどうか。
      3.  障害者の「社会障壁の除去についても働きかける」とあるが、ここ最近、人気のドラマなどで手話が取り上げられ、若い人の間でも手話への関心が高まっている。本市では平成29年に「たつの市共に歩む手話言語条例」が制定され、学校、地域社会その他のあらゆる場において、市全体で手話に対する理解を広めてきた。さらなる理解推進に向けて、子供の頃からより手話に触れ合う機会を増やして行くことが重要と思うが、現在の市での取り組みと今後の展望を伺う。
      4.  「健康寿命の延伸に向けて庁内関係課や医師会等関係機関との連携体制を強化し、健康課題を共通認識した上で、病気の重症化予防と介護予防・フレイル予防を一体的に実施します」とあるが、具体的にはどのような取り組みになるのか。
    •  第3の柱 ひとづくりへの挑戦より
      1.  小中一貫教育の推進に向けては、来年度から設計業務に取り組むとあるが、魅力的で学びやすい小中一貫校の建設はもちろんのこと、学校周辺の道路整備等の安全対策や、地域住民の体育施設利用などにマイナスな影響が及ばないよう対策を講じる必要があると感じる。市の考えを伺う。
      2.  「男女共同参画推進事業」について、昨年度から開催されている「女性活躍推進ネットワーク会議」の開催や「女性活躍支援補助事業」等が予算化されているが、これまでのネットワーク会議の成果や今後の事業の取り組みについて伺う。
      3.  「北海道北斗市との友好交流」について、「三木露風」「童謡赤とんぼ」によるまちづくりに力を入れている北斗市との友好交流は大変素晴らしく、これまで行われていた市民間での交流がさらに進展することで本市にとっても有意義な取り組みになると確信する。
    •  来年度は霞城館での企画展が予定されているが、これからの友好交流の展望について伺う。
    •  第4の柱 にぎわいづくりへの挑戦より
      1.  「鹿・猪等有害鳥獣対策事業」について、昨年の会派代表質問でも防護策だけでなく新たな取り組みが必要と述べた。来年度から狩猟免許取得、猟具やカメラの導入に必要な経費を補助するとあるがどのような補助になるのか。また、狩猟者を確保・育成するため、狩猟の環境整備を行うことは喫緊の課題と考えるがどうか。
      2.  観光誘客と観光振興について「全国京都会議」の開催は「龍野」の魅力を全国、全世界にPRする大きなチャンスと考える。一丸となって取り組んでいきたい。そこで、これを機にユニバーサルツーリズムの観点も取り入れ、城下町観光のマイナス面を克服した、高齢者も障害者も誰もが気兼ねなく観光できる観光地づくりに取り組んでいくことは考えられないか。
    •  第5の柱 ふるさとづくりへの挑戦より
      1.  「ふるさと応援寄付金受け入れ事業」「企業版 ふるさと納税受け入れ事業」について、関係各所の努力、PRの強化により年々受け入れ金額が増加している。今後、さらなる返礼品の開発やトップセールスによるPRにより、より多くの人や企業に寄付していただけるよう取り組んでいただきたい。現在の状況と来年度の取り組みについて具体的に伺う。

4

代表質問

6番

赤木和雄

(創政会代表)

令和5年度施政方針について
 先月、6日に起きたトルコ大地震から約1か月が過ぎました。犠牲になった死者の数はトルコ、シリアの両国で5万2千人を超えたといわれています。また、避難生活で156万人もの方が不自由な生活を余儀なくされているとの事です。被災に合われた方々に謹んでお見舞いとお悔やみを申し上げます。
 日本では新型コロナウイルス感染症が第5類感染症に方針が決定されたことから、いよいよウィズコロナに向けた社会活動や、経済活動が本格化することが予想される。本市の行政計画においても、次年度以降は少子化対策や過疎地域対策において待ったなしの取り組みが必須であることは、改めて云うまでもないことである。また、冒頭で申し上げた「トルコ大地震」は、よその国の事ではなく、近い将来、発生が懸念される「南海トラフ地震」ほか、「山崎断層」や、線状降水帯のもたらす河川水害等が懸念され、地域住民を巻き込んだ対策が必要とされるところである。地方自治とはいえ行政に関わる負担が益々大きく課せられる時代であり、今後の市政運営にも待ったなしの課題が山積しているとの思いから、令和5年度施政方針から以下について問う。

  1.  国では少子化問題に対する対応として「次元の異なる少子化対策」の取り組みを始めるとしている。
     たつの市では、「子育てするならたつの市」を掲げ、子育ての不安相談のため伴走型相談支援や出産・子育て応援金の給付、国の奨励するこども園への推進など評価されるべき取り組みを積極的に推進している。
     しかし、他の自治体と比べて特別の存在には位置しているとは言い難い。昨年、たつの市が残念にも過疎の指定を受けたが、この指定をチャンスとして捉え、新宮地域における取組計画がまさに本格化しようとしている事が伺える。その大きな核となる中心の事業が、新宮地域において本市初となる小中一貫教育の推進であることは言うまでもない。
     また、次年度から北学校給食センターが稼働開始となり、本市の全域で学校給食が2センター方式へと移行される。これらの計画の推進を契機に、たつの市独自の取り組みが県下に於いて最高のモデルとなり、他市町との差別化を図り高い評価を受けるような事業推進に繋げてほしいと考えるが如何か。
  2.  兵庫県企業庁の協力を得て播磨科学公園都市に新たな産業の誘致活動などの推進を図る事が出来ないか。多くの高いハードルが予測され、かなり困難なことではあると思うが、播磨科学公園都市の今後を考えても、西播磨地域の活性化の上からも、是非、取り組んでみる価値があると考えるが、そういった取り組みについて本市としての考えはどうか。
  3.  新たな商業施設誘致を進める「龍野IC周辺まちづくり区画整理事業」について、事業化パートナーとなる企業が決定し、本年、地元で土地区画整理準備組合に設立が予定されることが書かれている。この事業における期待は、新たな地域活力と雇用は基より、その周辺地域までも賑わいの創出につながる事業であるとの期待が高まる。併せて「JR山陽本線竜野駅周辺整備事業」の都市計画道路や駅前広場整備、更には橋上駅の整備により駅の利便性の向上を図ることにより、だれもが快適に暮らせる活力ある拠点づくりの推進を予想するだけでも期待の高まりを感じずにはいられない。こういった計画を着実に推進することが必須であり、また、新たに本市の持つ観光拠点の需要とマッチングを図ることにより、交流人口の増加が見込めれば確実に地域の活力が醸成されるものと考える。それらを更に積極的に進めるべきであるとの考えから、行政の担うべき役割と推進の決意について問う。
  4. 国において、昨年12月に「デジタル田園都市国家構想総合戦略」が閣議決定され、デジタル技術の活用により、地方創生を加速化・進化させる考えが示された。本市でも「たつの市デジタル・トランスフォーメーション推進基本方針」(TDX)の取り組みを加速させ、高い市民サービスのもと行政手続きのオンライン化の拡大や業務のデジタル化などにより、市民生活における利便性の向上が図れるよう取り組むとある。
     また、国の補助制度を活用し3D都市モデル整備に取り組み、都市データ等の可視化やオープンデータ化を図るとともに、河川氾濫を想定した浸水シミュレーションなど、防災・減災の取り組みに活用するとあるが、市民生活における利便性の活用とは具体的にどの様な関りを云うのか問う。
5

代表質問

19番

名村嘉洋

(たつの公明代表)

2023年度 施政方針
 1 主要施策の概要について

  1. 第1の柱 安全・安心なまちづくりへの挑戦」その2「持続可能な社会をつくる」から国が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現には、地域の脱炭素の取組みが必要不可欠であるため、エネルギーを地産地消する推進体制の構築や重点対策加速化事業の調査・検討を進め、ゼロカーボンシティの推進に取り組んでいく。限りある資源の浪費を抑制するため、フードドライブの実施や市内スーパーと連携し事業食品廃棄物の削減に取り組み、更なる生ごみの発生抑止、有効利用に向けた取り組みを推進するとあるが、どのような取り組みを推進していくのか伺う。
  2. 本市の未来を担う子ども達に、身近なテーマから地球環境の保全について考える機会を創出する「たつのこどもエコクラブ事業」を引き続き実施するとあるが、どのように充実していくのか伺う。
  3. その4「安全便利な交通環境を整える」から市民の移動を支える公共交通について、たつの市地域公共交通計画に基づき、安全・安心・快適に誰もが移動しやすいまち「たつの」の実現に向けて、総合的な交通ネットワークの構築と持続可能な公共交通の確立を目指す。市民乗り合いタクシー「あかねちゃん」をはじめ、各交通機関の運行に当たっては、利用動向分析し、運行改善と利用啓発に努め、利用促進を図るとあるが具体的な取組みを伺う。
  4. 「第2の柱 やすらぎづくりへの挑戦」その1「安心して子育てができるまちをつくる」から令和6年4月の「こども家庭センター」設置に向けて、児童福祉と母子保健との一体的な相談支援体制整備の準備を進めるとあるが、この一年でどのような支援体制を整えるのか伺う。
  5. 「第3の柱 ひとづくりへの挑戦」その1「豊かな人間性を育み、創造力あふれる子どもを育てる」から学校部活動については、少子化や教師の働き方改革等の影響で、運営が困難になりつつある中、将来にわたり生徒のスポーツ・文化芸術活動の機会を確保するため、学校と地域が連携した体制整備について検討を開始する。中学校部活動については、発表等の機会が少ない文化部を応援するため、ステージ発表や作品展示を行い、市民が鑑賞・観覧できる場を創出するとあるが、取組みを伺う。
  6. 「第4の柱 にぎわいづくりへの挑戦」その3「地域資源を生かした観光を推進する」から龍野地区の「重要伝統的建造物群保存地区」、室津地区の「日本遺産」の歴史的な町並みの保存活用を図り、個性的な魅力のあるまちづくりを推進するほか、地域の特色や資源を活かした積極的な観光PRやARアプリの充実、(仮称)下川原「蔵」の活用により、来訪者の利便性と満足度を高め、観光誘客を図る。播磨の小京都「龍野」を全国に広く紹介し、観光誘客と観光振興を促進するため、全国京都会議を開催するとあるが、観光誘客と観光振興の具体策を伺う。
  7. 「第5の柱 ふるさとづくりへの挑戦」その3「健全で効率的な自治体運営を推進する」から誰もがデジタル化の恩恵を受けられるよう、デジタルデバイド対策として、引き続き高齢者等を対象としたスマートフォン体験講座等を実施するとともに、TDXの推進を加速させるため、職員のデジタルスキル向上を図るための取り組みを展開していく。デジタル社会へのパスポートとなるマイナンバーカードの普及については、全ての市民にデジタル化された手続き等を利用していただくため、交付率100%を目指す。また、市内全域を申請受付範囲とした、マイナンバーカード申請サポートカーを整備するとあるが、取組みを伺う。

6

14番

三木浩一

(創政会)

  1.  観光施策について
     まだまだコロナの感染者や亡くなられた方の人数等の報道を耳にすると安心できないようにも感じます。しかし、様々な規制が緩和され行事なども復活してきているように思います。人びとの動きも活発になって、本市への観光客も増えるのではないかと期待もしています。来年度には「全国京都会議」が本市で開催されることになっています。そこで観光施策について伺います
    1.  昨年度の「京都会議」をうけて本市の参考になるような話はなかったのか。
    2.  本市での「京都会議」で、本市から活性化の具体案を提起する計画はないのか。共同企画として共同物産展・小京都巡りスタンプラリーなどを提案してはどうか。
    3.  マスコミや旅行会社等へ働きかけをする良い機会と考えるが、広報の方法はどのように考えているのか。
  2.  安心して学べる教育環境と小中一貫校の施設について
     新たな学校新設ということで、「夢」膨らむものがあります。該当地区の子ども保護者にとって最善の教育環境を整備していただきたいと思っています。施設のバリアフリー化や自然エネルギーという観点も忘れてはなりません。また、普通学級の35人以下学級が進んでいるが、特別支援学級については計画も無いのが現状であり、補助員等の加配が少しではあるが配置される程度となっている。しかも、残念ながらほとんどは市費での負担に頼っている。また、カウンセリング等の対応が必要な児童・生徒も多くスクールカウンセリングやスクールソーシャルワーカーの役割も大きくなっている。きめ細かな対応が素早くできる体制の整備が大切です。安心して学べる学校教育推進に向けていか質問します。
    1.  既存校舎のエレベーター設置は難しいのが現状であるが、新設の小中一貫校の施設について伺いたい。
      1. バリアフリー化等についてはどこまで考えているのか。
      2. 災害時の避難所としての機能は果たせるのか。
      3. 太陽光発電などの設置はどうするのか。
      4. 緊急の場合の放送設備や電話についてはどこまで考えているのか。
    2.  特別支援学級支援員や介護補助員のさらなる増員計画を示していただきたい。
    3.  SC・SSWを増員して、現場の現状に対応できる配置はできないのか。
  3.  少子化対策について
     国が異次元の子育て・少子化対策を打ち出すことを表明したが、近隣の自治体間での人口の奪い合いで終わってはならないと思う。出生率を上げることが何よりも大切である。本市でも様々な施策を打ち出しているが、その中での本市ならではというものがあればアピールしていただきたい。
     また、その広報活動がまだまだ不足しているように思う。さらなる広報活動をどのようにすべきと考えているのか伺いたい。
7

5番

堀讓

(無会派)

  1.  人口減対策について
    1.  今、全国的に人口減少の傾向が続いている。その原因は多岐にわたり、総合的に見ていかなければならない。市は、人口減対策として、どの部分を注視して、来年度の予算編成を行ったか。
    2.  その原因の一つに、「産みづらく、育てにくい」環境にあると考える。市は、多種多様な事業を展開し、その環境づくりに尽力していただいていることを評価する。それぞれの事業に取り組む上で、現状をどのように認識し、今後の課題をどのように考えているか。
    3.  原因のもう一つに、若者世代の雇用の不安定にあると考える。将来的に、収入の安定が見込まれないことが、結婚の壁にもなっている。この部分で、市が出来ることは限られるが、どのように考えるか。
  2.  新宮地域のまちづくりについて
    1.  新宮地域では、県の事業を含めて、複数の事業が計画・予定されている。それぞれ担当部署は異なるが、まちづくりを総合的に考えると、連絡調整、連携を取る必要があると考えるが、どうか。
       (過疎対策事業、小中一貫教育事業、道路新設事業、揖龍南北幹線道路事業、等)
    2.  それぞれの事業は、地域住民の生活に影響を与えるものが多い。
      住民への理解が必要と考えるが、その対応はどのようにしているか。

質問日:3月17日(金曜日)

質問日:3月17日(金曜日)の一般質問通告要旨一覧
質問順

質問者

一般質問通告の要旨

1

20番

畑山剛一

(たつの公明)

  1.  「殺処分0」を目指して人と動物の共生を
     コロナ禍で、日本だけでなく世界的にもペットを飼う人が急増しました。
     長引く自粛生活でペットは癒しの存在でしたが、ロックダウンが解除となり捨てられた犬や猫が増えているそうです。
     わが国では、20年前では40万頭以上、10年前では20万頭以上が殺処分されていましたが、令和3年では3万頭近くまで減りました。
     少なくなったように思えても国や県が目指す「殺処分0」には程遠く、動物愛護センター龍野管内でも令和3年では犬13頭、猫87匹の100頭が処分され、全国では毎日およそ65頭が殺処分されていることになります。
     政府は平成26年に「殺処分0」を目指してプロジェクトを立ち上げ、県でも動物愛護の取組みが重要課題であると示しており、一日も早い人と動物の共生する社会を目指して、ご質問いたします。
    1. 殺処分数というのは、行政が発表する数字にすぎず、保護団体やボランティアが行政から引き取って、必死に殺処分を回避しているだけで根本的な解決になっておらずこのままでは、保護団体やボランティア活動がひっ迫してしまうと日本動物愛護協会の方も言われています。
       状況改善のため令和4年6月から義務化となったマイクロチップの装着費用を助成してはどうでしょうか。
    2. 近隣のボランティア団体と協力して啓発活動や譲渡会を積極的に取組んではどうでしょうか。
    3. 殺処分される多くは赤ちゃん猫だと言われます。猫の不妊去勢助成事業に取組んではどうでしょうか。
    4. 市のホームページを活用して専用ページを開設し啓発や事業等を進めてはいかがでしょうか。
  2.  DXの推進で誰も取り残さない社会の実現を
     アメリカなどの先進国にくらべ、少し遅れている日本におけるデジタル社会により政府が推進し、本市においてもTDXとして昨年よりスタートされました。
     本年度の施政方針でも市長より「誰もがデジタル化の恩恵を享受でき、だれ一人取り残さない人にやさしいデジタル社会の形成を目指します」とありました。
    マイナンバーカードの普及においても約3割の人が交付されておらず、デジタル社会から取り残されている方が存在するのは事実で、今後いかにして減らしていくか、またより便利に活用してもらえるかを考え、ご質問いたします。
    1. 国の年齢別のマイナンバーカード交付枚数を見れば、若年世代と60~64歳をピークに年齢が上がるごとに交付枚数が減っているように、高年齢になるほどデジタル社会ついていけていないようです。
       市では高齢者のスマホ教室などで対策をしていただいておりますが、そこへ足を運べない、運びたくない方への対策を考えないと本当の「取り残さない」にならないと思いますが考えをお聞きします。
    2. 子育てのデジタル化取組みで、デジタル母子手帳の導入計画はお持ちだと思いますが、母子手帳アプリ導入自治体は、健診受診率がアップした、印刷コストが削減できたなど、また子育て世代の声では、オンライン化を望む声は8割、予防接種の記録や管理、自治体からのプッシュ通知などスマホ世代からは大変よろこばれるようです。早急の導入を考えてはどうでしょうか。
    3. 岐阜県瑞浪市では、ICTを活用し保育士の業務支援システムを2021年の12月から導入しました。保護者への案内や園児の欠席連絡など園と保護者のやり取りを、電話ではなくアプリで実施しています。保育士不足の原因のひとつに業務量の多さがあり、ICT化による負担軽減、効率化に取組んでいます。本市でもICTシステムを取り入れてはどうでしょうか。

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17番

永富靖

(志政会)

  1.  (仮)新揖保川大橋の建設について
     この度、龍野インターチェンジ周辺まちづくりが本格化し、周辺の道路も整備されると思いますが、龍野インターチェンジ周辺の東西特に西方面のアクセスは現在龍野新大橋と国道2号の正條橋だけであり、龍野新大橋は日ごろから渋滞が見られていることから、龍野新大橋と正條橋との間に新揖保川大橋の建設を考えますが見解をお伺いします。
  2.  竜野駅周辺整備事業について
    平成28年から始まった竜野駅周辺整備事業は、合併特例債を活用した事業でもありますが、関連する公共施設が整備され、徐々に形となってきています。そこで以下の点についてお尋ねします。
    1.  現在の進捗状況及び完成予定はどのようになっているのか。
    2.  駅北ロータリーの供用開始の予定はいつ頃か。
    3.  駅前南線道路は、計画どおり令和5年度中には完成し供用開始できるのか。

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11番

野本利明

(清風クラブ)

  1.  公有財産の管理について
     現在、公共建築物の再編が進み、利用されていない土地や建物が多く見受けられます。
     今後予定されている小中学校の統廃合や公共建築物の再編が進めば益々増えていくことは目に見えています。
     この利活用されていない土地や建物をできるだけ早く有効利用すべきと考え以下の質問をします。
    1.  現在の公有財産(土地及び建物)の状況を伺う。
    2.  利用されていない土地や建物を行政財産と普通財産に早急に仕分けすべきと考えますが如何か。
    3.  利活用に当たっては地域の理解のもと民間による有効活用を図るべきと考えます。そこで今までの公有財産の売り払いの実績と展望を伺う。
    4.  令和5年度の主要事業にある旧県営觜崎住宅跡地の再開発の内容と展望を伺う。
  2.  学校や子供園、保育所の危機管理マニュアルについて
     3月1日、埼玉県戸田市の中学校において不審者が侵入し、教員がナイフで切りつけられ重傷を負うという事件がおきました。
    ​​​​​​​ これをうけて各学校やこども園、保育所において日頃どのような危機管理をされているのか伺う。
    1.  今回の事件を受けて何か対応を考えているのか伺う。
    2.  平成15年文部科学省が発行した「学校の危機管理マニュアル」や「学校への不審者侵入時の危機管理マニュアル」は活かされているのか伺う。
    3.  訓練の実施状況を伺う。
    4.  各学校、こども園、保育所の出入り口の状況や防犯カメラ設置状況を伺う。
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15番

山本俊一郎

(新生クラブ)

  1.  JR姫新線「本竜野駅」周辺の中心市街地の活性化について
    1. 令和5年度の予算で新規事業として「中心市街地まちづくり検討事業」が計上されているが、どのような考え方で進めて行く予定なのか市の方針と計画を伺う。
    2. 現在、小宅公民館は老朽化しており、駐車スペースも非常に狭い。
       今後、移転や改修する計画はあるのか。
    3. 小宅公民館に隣接する小宅保育所は、2019年度に小宅南こども園に統合され、その跡地は、運動場が公民館の臨時駐車場として時々利用されてはいるが、平日はほぼ使用されていない状況にある。スポーツ利用なども含めてより活用していく考えはないか。また小宅地区の活性化のため、短期的、中長期的な利活用の方法について市のお考えを伺う。
  2.  小宅小学校の環境整備について
    1. 課題であった校舎の増築が完了し、子供たちも新しい校舎を利用している。春からは北学校給食センターの共用が開始される。今後の「給食棟跡地」の利活用についてはどのように考えているか。
    2. 児童数の多い小宅小学校のトイレについて、他の小学校と比べて数や洋式の割合などは問題無いか。
    3. 保健室について、混み合っていることが多いと聞くが、人員やスペース・ベッド数は増やせないのか。
  3.  小宅小校区通学路の安心安全と周辺道路の渋滞対策について
    1. 通学路については狭い道が多い。特に宮脇交差点から中村を経由して学校へ抜ける道は、児童と龍野東中学校の生徒の通学、住民の通勤と重なるため、人、自転車、車が混雑していて危険を感じる。道幅を拡幅するなど対策はとれないか。
    2. 富永交差点は児童の登校に加え、本竜野駅から龍野高校への自転車通学の学生とも重なり、非常に危険な箇所となっている。何らかの安全対策が必要と考えるが、市の考えを伺う。
    3. 小宅地区の渋滞箇所としては、平日朝の通勤時間帯に片山東交差点が混み合う。交差点周辺は、今後さらに住宅地が増えることが想定されるが、市として渋滞の緩和策について何か考えられているか。
    4. 週末には、国道179号線と新大橋通りの西行きが非常に渋滞している。市の商業の中心地としての魅力を高めるため、渋滞緩和対策が必要だと考える。右折レーンの設置などの計画はないのか伺う。

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