野外のマダニに注意しましょう!
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春から秋にかけてマダニの活動は活発になっていきます。これから夏本番になるにつれ、ダニ媒介感染症が増加する傾向にあり、田畑や山仕事、キャンプなどで山や草むらに入るときはダニ媒介感染症に十分注意が必要です。
平成25年1月に国内で初めて、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスによる感染症患者が報告されました。2024年4月30日までに963例の報告があり、兵庫県でも患者が報告されています。
また、令和6年6月に北海道札幌市において国内6例目となるダニ媒介脳炎患者の発生が確認されました。
ダニ媒介感染症に関しては、ダニに刺されないよう注意をするとともに、もし発症した場合は医療機関へ早期受診することが重要です。
ダニ媒介感染症について
ダニ媒介感染症とは、病原体を持つダニに刺されることで起こる感染症のことです。
主なダニ媒介感染症
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
- ダニ媒介脳炎
- 日本紅斑熱
- ツツガムシ病等
予防方法について
- 草むらや藪など、マダニの多く生息する場所に入る場合には、長そで、長ズボン、長靴、手袋を着用し、肌の露出を少なくする。
- 虫除け剤(ディート、イカリジンなど)を利用する。
- 帰宅後は、入り口の外で衣類の付着をよくはらい落し、すぐに入浴して体をよく洗い、付着したマダニがいないか点検し、衣服は洗濯する。
- 吸血中のマダニを見つけた場合は、出来るだけ医療機関で処置する。
マダニに咬まれた後に、発熱等の症状があった場合には、医療機関に早めに受診してください。
更新日:2025年03月31日