麻しん(はしか)に注意しましょう!
麻しん(はしか)が国内で発生しています。麻しんは感染力の強い病気です。
麻しんに罹ったことがなく、予防接種を受けていない方や予防接種が1回接種であった方(生年月日が昭和47年10月から平成2年4月1日までの方)は十分な免疫を獲得していない可能性があるので、特に注意しましょう。
麻しんとは?
麻しんは、空気・飛沫(咳やくしゃみ)・接触感染とさまざまな経路で起きる病気で、感染力が極めて強いとされています。
麻しん(はしか)に感染した場合は、10~12日の潜伏期を経て発熱で発症し、重篤な場合は肺炎や脳炎を起こすことがあります。
どんな症状ですか?
カタル期(3~5日間)は38℃前後の発熱、咳、鼻水、結膜充血がみられます。その後、発疹期(4~5日間)に再び高熱となり、赤い小さな発疹が、耳の後ろから顔面に出始めて次第に手足などに広がります。
麻しんにかからないためには?
予防には、麻しんのワクチンの接種をすることが最大の方法です。
すでに麻しんにかかったことがある人は、再びかかることはありません。「麻しんのワクチンを接種したことがあるかどうか」は母子健康手帳などで確認してください。
過去に予防接種を受けておらず、麻しんにかかったことがない人には、予防接種を受けることをお勧めします。接種の際には医師にご相談ください。
麻しん・風しん混合ワクチン(MR)の予防接種はお早目に!
麻しんは、感染力が強く空気感染もしますので、マスクや手洗いのみでは予防できません。定期予防接種の対象者で、まだ接種を受けていない方は、早めにワクチンを接種しましょう。
定期予防接種の年齢
- 第1期…1歳の間
- 第2期…小学校就学前の1年間
麻しんにかかってしまったら?
麻しんの疑いがある場合は、すみやかに医療機関を受診してください。その際には、事前に医療機関に電話し、麻しんの疑いがあることを伝え、指示に従ってください。
麻しん患者と直接接していた場合は、受診の前に必ずそのことを医療機関へ電話などで伝えてください。
また、人へ移さないよう、外出は控えましょう。
更新日:2025年03月31日