蚊媒介感染症について
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近年、ジカウイルス感染症やデング熱など、蚊が媒介する感染症が世界的に流行しています。
蚊が発生しやすい時期から蚊の対策を心がけ、蚊を媒介とした感染症の予防に努めましょう。
主な蚊媒介感染症の特徴
ジカウイルス感染症(ジカ熱)
- 主な媒介蚊:ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど
- 感染経路:ヒト-蚊-ヒト(ただし、性行為による感染例が報告されています)
- 発生地域:中南米・カリブ海地域、オセアニア太平洋諸島、アフリカの一部、タイ、フィリピン、ベトナムなど
- 症状:軽度の発熱、、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛など
- 潜伏期間:2~12日(多くは2~7日)
デング熱
- 主な媒介蚊:ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど
- 感染経路:ヒト-蚊-ヒト
- 流行地域:東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国など
- 症状:突然の高熱で発症し、頭痛、眼窩痛、全身筋肉痛、関節通、全身倦怠感など
- 潜伏期間:2~14日(多くは3~7日)
治療法
マラリア以外の感染症では特異的な治療法はなく、対症療法が主体となります。
予防対策
蚊に刺されないための対策
- 長袖、長ズボンを着用し、裸足でのサンダル履きなどを避ける
- 虫除けスプレーや蚊取り線香など使用し、蚊に刺されないようにしましょう
蚊を増やさないための対策
幼虫発生源をなくすために、定期的に雨水がたまった容器を逆さにして水をなくすなど、以下の容器などに水がたまらないように注意しましょう。

- 植木鉢やプランターの皿
- 古タイヤ
- 屋外に放置された空き缶、びん、ペットボトル
- 雨ざらしのじょうろ
- 墓石の花立て
更新日:2025年03月31日