ひょうごフィールドパビリオン

更新日:2025年03月31日

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国内外の多くの方が訪れる2025年大阪・関西万博を機に、兵庫県全体をパビリオンに見立て、県内各地で行われているさまざまな持続可能な取り組みの魅力を地域の人たち自らが発信するプログラム。

たつの市では5つのプログラムが認定されています。(2024年10月現在)

「龍野に息継ぐ、醸造体験および蔵見学ツアー」(発酵LabCoo)

発酵文化を感じることができるここ龍野で、地元の素材を使って発酵食を作る“地産地酵”活動に取り組んでいるのが「発酵LabCoo」。

搾りたて生醤油をベースにしたMYしょうゆ作りや、自家製のみそを使った味噌玉づくりなど、元来家庭で受け継がれ、地域に根付く発酵文化を体験することができる。また、1979年に開館した全国初の醤油資料館や、醤油蔵・糀店、発酵レストランなどをあわせて巡ることで、地域が一体となって取組む文化や歴史をより深く学ぶことができる。

プログラム概要

  • 淡口しょうゆ発祥の地で体験する醸造文化(醤油鑑定、醤油絞り、味噌玉づくりなど)
  • うすくち龍野醤油資料館や醸造蔵の見学

体験場所

  • 発酵LabCoo
  • 井戸糀店
  • 末廣醤油
  • 龍野醤油資料館
  • クラテラスたつの
瓶入りの香辛料などが置かれたテーブルの席に座った2人の女性がMYしょうゆ作り体験を行っている様子の写真

MYしょうゆ作り

レンガ造り風のルネッサンス様式を呈した2階建てのうすくち龍野醤油資料館の建物外観の写真

うすくち龍野醤油資料館

「手延そうめん揖保乃糸の歴史、文化、製法、おいしさを学び、体験し、味わう」(兵庫県手延素麵協同組合)

手延そうめん「揖保乃糸」は兵庫県播州地方で産声をあげ約600有余年、以降明治20年9月9日揖東西両郡素麵営業組合(現:兵庫県手延素麵協同組合)として認可。地元農作物を原材料とし、環境に配慮した包装材等を用いることにより、サステナブルな手延べ麺製品の製造・開発を行い、地産地消を推進。

地元学生によるレシピ開発を推進、開発されたメニューを揖保乃糸直営店で期間限定メニューとして提供、ほかにも近隣小学校への出張授業や校外学習の受け入れなど食育にも注力。

プログラム概要

伝統産業である揖保乃糸の昔の製造工程を学び、手延そうめんの製造工程の一部(生のそうめんを長い箸を使って、約50センチメートルから約160センチメートルに延ばしていく作業)を実際に体験。

体験場所

揖保乃糸資料館そうめんの里

全身白色の作業服を着用した男性が見守るなか、女性スタッフと一緒に2人の女性が小分け体験を行っている様子の写真

小分け体験

道路沿いに「揖保乃糸資料館そうめんの里」と書かれた大きな看板が設置された敷地内に白壁の建物が建っている写真

揖保乃糸資料館そうめんの里

「新舞子の海あそびをバリアフリーに!ユニバーサルSUP体験と瀬戸内を眺めるユニバーサルルームを堪能。ともに楽しむビーチ大作戦!」(特定非営利活動法人いねいぶる)

「楽しむことをバリアフリーに!」をコンセプトに、障害のある方々と、まちおこし×デザイン×リハビリの関係者が集まって、みんなの得意がつながる、社会が変わる、楽しさと笑顔の時間が広がることを目的に、たつの市新舞子浜から発信する、ユニバーサルSUPプロジェクトを展開。日頃車いすやバギーでは入れない砂浜にマットを敷いて、ユニバーサルなビーチを作る活動と、独自に開発したユニバーサルSUPボードで瀬戸内の海上散歩を実現。また、海辺際にユニバーサルホテルの整備・充実にも着手し、JRやコミュニティバス、福祉車両業者との連携により、宿泊客の受け入れを視野に。

プログラム概要

歩行困難者が座れるようカスタマイズしたSUPボードで、通常のSUP体験者とともに海上散歩を楽しみ、誰もが自分らしいスタイルで楽しむことができるユニバーサルSUP体験。

体験場所

御津町新舞子

4人のスタッフが見守る中、キャップを被った男の子と女性が海の上でSUP体験を行っている様子の写真

SUP体験

「城下町の情緒あふれる龍野を丸ごと味わう-醤油・そうめん・皮革のワークショップと地産地消の腸活発酵食-」(クラテラスたつの)

「クラテラスたつの」は、龍野城下町の重要伝統的建造物群保存地区に、大正時代から使われていた醤油蔵をリノベーションして、2017年10月にオープン。たつのの食と遊びの発信拠点、地産地消カフェ、地場産業の学びを深めるワークショップ、体験イベントなど、たつのの魅力がいっぱい詰まったランドマーク的なスポット。

「地域資源の再発見」をテーマに、「たつのの食×たつのの地場産業の学びと体験」を一体化させたプログラムを展開。地元食材や厳選した素材、何よりおいしさと手作りにこだわり、「食べるほど美しく健やかに」をコンセプトに、食の恵みを満喫。

プログラム概要

  • 革小物クラフト教室、手延そうめんの歴史を紐解きながら学ぶ家庭での美味しい調理法、数ある醤油の味比べ。
  • ベジタリアンランチ(肉魚不使用)など、地元食材と発酵調味料を使ったワンランク上のおもてなしメニューを提供、ヴィーガン食・食物アレルギーやハラール食にも対応。

体験場所

クラテラスたつの

木製のトレイの上に野菜をふんだんに使用した地産地消ランチが置かれ、女性が食べている様子を上から撮影した写真

地産地消ランチ

左手前に白色のパラソルとベンチ、右側に昔使用していた煙突が当時のまま残り、中央入り口前に手すりとスロープが設置された黒い屋根と壁のクラテラスたつの建物外観の写真

クラテラスたつの

「ペイントされた端材皮革を使った革細工ワークショップ」(NPO法人TATSUNOLEATHER)

全国70%のシェアを占める兵庫の皮革産業。その中心地は、古くから揖保川等の水を用いたなめし革の生産拠点として栄えてきた姫路市やたつの市。ここでは、あらゆる需要に対応できる品揃えを誇るが、消費者の認知度が低いのが課題であった。この現状を改善するため立ち上がったのがTATSUNOLEATHER。地場産業の永続的な発展と地域の活性化に貢献するため、工場見学やセミナーの開催、体験学習の実施、ブランディングなど、たつののタンナーの誇りの醸成にも取り組んでいる。

プログラム概要

様々な革素材の端切れに、障がい者の方々の自由な発想でペイントや加工をし、その端切れを材料にして、小さなバッグ・ペンケースなどの自分だけのオリジナル革製品を作る体験。

体験場所

  • NPO法人TATSUNOLEATHER事務所
  • 革の森
キャメルと緑色の革を重ねた上から、女性が道具を使用し穴をあけようとしている革細工ワークショップ体験を行っている様子の写真

革細工ワークショップ

道路沿いにベンチ、出入り口の扉の左側に2つの看板が設置され、黒色の壁に白文字で店名が書かれた革の森の建物外観の写真

革の森

「童謡『赤とんぼ』の情景復活を目指す各種実験の観察や作業体験」(NPO法人たつの・赤トンボを増やそう会)

たつの市出身の三木露風が作詩した童謡「赤とんぼ」- 歌のモデルとなった赤トンボのアキアカネは、昔は日本中どこでも見られたが、今は全国的に激減している。
私たちは激減した原因と対策を考え、アキアカネを復活させるために様々な実験を続けている。具体的には、メイン実験施設である「トンボ池」や、地元の農家の田んぼでの羽化実験に取り組み、累計で2,547匹の羽化に成功。
最近は、ヤゴのエサになる微生物(ユーグレナなど)を自家製馬糞堆肥で増やせるようになった。これらの微生物は他の色んな水生生物のエサにもなるので、「生物多様性」の維持・改善につながる。

プログラム概要

  • 4月馬糞堆肥切返し作業

  • 5月マコモの田植え

  • 6月マコモ畑に馬糞堆肥施肥

  • 7月羽化直後のアキアカネやトンボ類の観察

  • 8月昆虫観察

  • 9月マコモ畑の微生物観察

  • 10月浅い水たまり作り

  • 11月アキアカネの自然産卵観察

体験場所

  • トンボ池(揖西町)
  • 三木露風関連施設
アキアカネ連結産卵の様子

アキアカネ連結産卵

観察の様子

観察の様子

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