最終更新日:2020年9月1日
人とペットの災害対策
災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策
災害は突然起こります
飼い主とペットが共に災害を乗り越えるためには、日ごろからの備えが欠かせません。
災害のとき、あなたとあなたの大事なペットを守るために、今、できることを考えてみましょう。
飼い主のみなさまへ
災害でペットを守ることができるのは飼い主だけです。
自分が無事でないとペットは守れません。
以下の3点が重要になります。
- 飼い主が自ら安全を確保することが、災害時にもペットを適切に飼養することにつながる
- 健康面やしつけを含めたペットの平常時からの適正な飼養が、最も有効な災害対策になる
- 災害時にはペットを落ち着かせるとともに、逸走やケガなどに注意して、ペットとともに避難する
大規模な災害では、行政機関などの公的機関による支援がはじまるまでの間、自助や共助により乗り越えなければなりません。
飼い主には、まずは自分の安全を確保し、そのうえで、ペットの安全と健康を守り、他者に迷惑をかけることなく、ペットを適正に飼養管理する義務があります。
人とペットの災害対策ガイドライン
平常時に飼い主が行うべき対策
- 住まいや飼養場所の防災対策をしましょう
- ペットのしつけと健康管理をしておきましょう
- ペットが行方不明にならないために、鑑札や迷子札などの対策をしましょう
- ペット用の避難用品や備蓄品を確保しておきましょう
- ハザードマップなどの情報収集をしておきましょう
- 連絡方法やペットの避難方法などを、家族や地域で話し合いましょう
- ペットの一時預け先を確保しておきましょう
災害発生時に飼い主が行うべき行動
ペットとの同行避難
犬の場合
- リードを付け、首輪が緩んでいないか、鑑札、狂犬病予防注射済票を装着しているかを確認
- 小型犬はリードをつけた上で、キャリーバッグやケージに入れる
- 避難用品を持って避難場所へ向かう
猫の場合
- キャリーバッグやケージに入れる
- キャリーバッグなどの扉が開いて猫が逸走しないようにガムテープなどで固定するとよい
- 避難用品を持って避難場所へ向かう
避難中のペットの飼養環境の確保
避難所での飼養
- 各避難場所が定めたルールに従い、飼い主が責任をもって世話をする
- 飼養環境の維持管理には、飼い主同士が助け合い、協力することが必要
自宅で飼養する
- 支援物資の情報は、必要に応じ避難場所などに取りに行く
- ペットだけを車中に残すときは、車内の温度に常に注意し、十分な飲み水を用意しておく
- 長時間、車を離れる場合には、ペットを安全な飼養場所に移動させる(安全の確認とエコノミークラス症候群には十分注意)
知人や施設などに預ける
- 被害がおよぶ可能性が低い遠方の知人に預けることも検討しておく
- 施設に預ける場合は、条件や期間、費用などを確認し、後でトラブルが生じないよう、覚書などを取り交わすようにする