最終更新日:2021年11月24日
セアカゴケグモにご注意ください
外来種の有毒グモ「セアカゴケグモ」は、特定外来生物に指定されており、大阪府で平成7年に発見されて以降、全国的に分布を広げています。繁殖力が強く、天敵がいないため国内に定着しました。たつの市内でも平成26年に生息が確認されて以来、身近でも確認されているため、ご注意ください。
基本的におとなしく攻撃性はありませんが、雌には毒があり、かむことがあるため、素手で捕まえたり、触ったりしないようにしてください。
【セアカゴケグモ】
体長:雄 約2.5~3.0mm、雌 約10~14mm
成熟した雌は全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条があります。
咬まれた時の症状
- 激しい痛み、局所が赤く腫れる、吐き気、めまい、嘔吐などがあります。
- 高血圧、呼吸困難、アナフィラキシー反応など全身症状が現れることもあります。
- 通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に、脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
咬まれた場合
- 咬まれたときは、すみやかに医療機関に相談ください。
- 重症化した場合は、抗毒素血清による治療が必要です。
- 咬んだクモの種類がわかるように、可能であれば殺したクモを病院へ持参してください。
生息する場所
- 日当たりのよい暖かい場所で、地面や人工物のあらゆる窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。
例:プランターなどの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中など
- 屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃなどに付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
- 屋外で作業する場合は、咬まれないように軍手など手袋を着用してください。
発見した場合
- 素手で捕まえたり、触ったりしないように気をつけてください。
- 駆除するには家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶすなどの物理的な方法でも構いません。
- 一匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
セアカゴケグモは「特定外来生物」に指定
- 「特定外来生物」は、生きた個体を持ち運んだり、飼育したりすることは法令により禁止されています。