子育て応援コラム 「心の距離が広がっていませんか?」
思春期の子どもと歩むヒント
子どもが大きくなるにつれて、「最近、子どもが話しかけても返事をしてくれない」とか「反抗的な言動が多くなった」なんてモヤモヤすることがありませんか。
もしかしたら、親の思いと子どもの思いにずれが生じているのかもしれません。
思春期は子どもから大人に成長していく過程で、体も心も大きく変化していきます。体は、第2次性徴といわれるように著しく変化します。ホルモンの関係で感情の表れ方も激しくなる一方、心の準備は追い付かず、感情をコントロールする力はまだまだ未完成のまま。そのため、ささいなことで怒り出したり、落ち込んでしまったりと、情緒が不安定になりがちです。
体と心だけでなく、小学校、中学校、高校と子ども自身の社会が広がるにつれて、人間関係にも変化が見られます。思春期の子どもは、子どもと大人の狭間で「自分らしさ」を見つけようと必死にもがいています。友人関係や進路などのプレッシャーや思うようにいかない自分へのイライラと戦っているのです。
一方で、親もそんな我が子の変化を前に「どう声を掛けたらいいのかわからない」と悩みながらも、我が子の将来を考えるあまりつい口うるさく言ってしまい、自己嫌悪に陥るということも少なくありません。
思春期に親と子がぶつかり合うのは、子どもが「親に甘えなくても生きていける力」を蓄えている時であり、健全な自立に向かっているサインともいえます。
そこで、親の立ち位置を少し変えてみるのはどうでしょうか。「指示」ではなく、「見守り」にシフトするのです。
幼児期には、「いかに安全にすごさせ、安心感を与えるか」が親の役割であり、スキンシップが中心の「愛着」が大切でした。しかし、思春期の子どもは「いかに親から離れ自立していけるか」を試行錯誤しながら自分の力で解決しようとしています。
あれこれ先回りして口を出したり注意したりするのは少しお休みして、子どもから一歩離れて「信じて見守る」。しかし「いつでも味方だよ」という姿勢は崩さない、子どもが困って頼ってきたときには、「どうしたの?」とまっすぐに向き合い話を聞く。それだけで、子どもは「いつでも戻れる安全基地がある」と安心し、また一歩外の世界へ踏み出すことができます。
子育てはエネルギーのいる仕事、思春期の子育てには忍耐も必要です。親御さんが疲れてしまわないよう、自分自身の楽しみや息抜きを見つけていくことも必要かもしれません。
子育ては悩みの連続です。一人で抱え込まず、たつの市こども家庭センターすくすくへお気軽にご相談ください。みんなでこの大切な成長期を見守っていきましょう。
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今回のコラムは、児童福祉課に在籍する職員が作成しました!!

更新日:2026年06月17日