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最終更新日:2024年2月28日

市長の部屋(令和5年度)

令和6年度施政方針から

令和6年度施政方針令和6年第1回たつの市議会定例会の開会に当たり、新年度の市政運営に臨む私の基本姿勢の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、感染症法上の位置づけが5類感染症に移行し、社会経済活動が緩やかに回復しつつある一方で、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した物価高騰は長期化し、今もなお市民生活に影響を及ぼしております。

こうした中、本市では、龍野武者行列、市民まつりをはじめとする恒例行事や地域の伝統行事、慣行行事が各所で再開され、「播磨の小京都 龍野」の魅力を広く発信した全国京都会議、中学校文化部による芸術文化発表会の初開催、本市在住・出身の若きアスリートたちが全国や世界の舞台で活躍されるなど、地域の活力と賑わいが戻ってまいりました。また、物価高騰に対しましては、市民・事業者等の実情に応じた支援やエネルギー費用の負担を軽減する支援など、即応性の高い効果的な支援を実施してまいりました。

一方、国は、「こどもまんなか社会」の実現を掲げ、少子化トレンドの反転を目指しており、本市におきましても「(仮称)たつの市こども計画」を策定し、子育て施策の充実・強化、包括的な施策を展開してまいります。また、子どもたちの発達段階に応じた系統性のある小中一貫教育を推進するとともに、新宮地域小中一貫校の開校に向け、実施設計業務に取り組んでまいります。

健康志向の高まりや健康ニーズが多様化する中、健康寿命の延伸に向け、疾病の早期発見・早期治療を推進し、誰もが健やかに暮らせるよう市民の主体的な健康づくりに取り組んでまいります。

また、本市の広域連携軸である山陽自動車道の龍野及び龍野西インターチェンジ周辺におきましては、交通の利便性を生かし、市の持続的な発展と地域の活性化を創出する拠点として投資してまいります。

昨年から開始しました「書かない窓口サービス」は、来庁者の方から「手続きが楽になった」と好評を得ております。引き続きデジタル技術を活用した質の高い市民サービスを提供し、TDXの推進を加速してまいります。

GX社会への対応としましては、「たつの市地球温暖化対策実行計画」において、温室効果ガス排出量の削減目標を含めたロードマップを示し、ゼロカーボンシティの実現を目指してまいります。

南海トラフ地震の発生が切迫している今、能登半島地震は、平時からの防災意識の必要性と災害発生時の初動体制の重要性を改めて認識させられました。市民の生命と財産、生活を守るため、ハード・ソフト両面で強靭なまちづくりに取り組んでまいります。

今後更に人口減少、少子高齢化社会が進展し、日々変化する社会情勢の中にありながらも、市民一人ひとりが“ふるさとたつの”への愛着と誇りを持ち続け、次世代へとつながる「未来応援 住みたいまち たつの」の実現に邁進してまいります。

1 健康で心豊かに日々を楽しむまちづくり

国は、これまでとは次元の異なる少子化対策を今後3年間集中的に取り組む「加速化プラン」を打ち出し、児童手当をはじめ、子育て支援を拡充することとしております。本市におきましては、出生数が400人を割り込み少子化が進行している中、子育て世帯に寄り添い、子どもを安心して生み育てられる子育て環境を充実させてまいります。

そこで、新たな組織としまして、「たつの市こども家庭センター」を設置し、児童福祉と母子保健の一体的な相談支援体制を強化してまいります。また、デジタル母子健康手帳や一元的な妊娠・子育て情報の配信機能を有した「子育て支援アプリ」を導入し、子育て世代へのサポートを充実させてまいります。さらに、乳児の身体的な疾病などを早期に発見するため、1か月児の健康診査費を助成いたします。

公立こども園の給食につきましては、保護者負担を軽減し、食育の推進を図るため、3歳児以上の園児を対象に主食(米飯)の提供を開始してまいります。

小・中学校におきましては、小学4年生から中学3年生までの児童生徒を対象に、来年4月に開幕する「大阪・関西万博」での校外学習に向け準備してまいります。また、小学生の段階から英語への興味・関心を高め、英語力の向上を図るため、中学生を対象としてきた「英語検定料補助金」を小学生まで拡大いたします。

新宮地域小中一貫校の整備につきましては、実施設計業務に着手し、魅力あふれる小中一貫教育の学びの場を創出していくとともに、令和10年4月の開校に向け、「たつの市新宮地域小中一貫校開校準備委員会」を設置し、学校と保護者、地域の方々と一体となって協議を進めてまいります。また、市内初の人工芝による多目的グラウンドの整備に向けて、御津地域において測量調査等に着手してまいります。

近年、不登校児童生徒数が増加傾向にあり、様々な困難を抱える児童生徒に対する支援が喫緊の課題となっていることから、「たつの市教育支援センター」を中核とした支援体制を構築し、不登校児童生徒の学びの保障を推進してまいります。また、教員の負担を軽減し、教育環境の充実を図るため、教員業務支援員を全校に配置いたします。

本年4月1日から、事業者による障害者への合理的配慮の提供が義務化されます。これまで以上に社会的障壁の除去について、必要かつ合理的な配慮に努めるよう事業者に働きかけるとともに、重度障害者(児)日常生活用具の対象品目を拡充し、障害者支援を強化してまいります。また、龍野公園につきましては、訪れる誰もが一緒に楽しく遊べるインクルーシブ公園として再整備してまいります。

市民誰もが健康で安心して暮らすためには、健康づくりへの支援や健康意識の向上を推進していくことが重要であることから、生活習慣病をはじめ様々な疾病の早期発見・早期治療を図るため、健康診査項目に腹部エコー検診を追加するとともに、子宮頸がんの無料検診対象者を拡大し、婦人がん検診の受診勧奨・啓発を強化してまいります。さらに、80歳までに約3人に1人が発症すると言われている帯状疱疹につきましては、その発症・重症化を予防するため、50歳以上の方を対象にワクチン接種費を助成するとともに、認知機能低下の一因とされる難聴に速やかに対応するため、補聴器の購入費を助成いたします。

これからも、市民誰一人取り残さず、誰もが健康で心豊かに日々を楽しむまちづくりを推進してまいります。

2 未来を見据えた新たなまちづくり

国は昨年11月、賃上げ・国内投資の促進を盛り込んだ「デフレ完全脱却のための総合経済対策」を打ち出し、低所得者への給付措置や電気・ガス価格の抑制措置、所得税・住民税の定額減税等を実施することとしました。本市におきましては、物価高騰対応事業の新たな取組としまして、省エネ家電・省エネ設備の購入費並びに自治会管理街路灯のLED照明更新費を支援し、物価高騰対策と合わせて温室効果ガス削減対策も実施してまいります。

また、市の活性化に資する地域ポテンシャルの発掘とその活用方法を検討し、未来を見据えた新たなまちづくりを推進してまいります。

交通利便性の高い山陽自動車道龍野西インターチェンジ周辺におきましては、地域産業の発展と雇用の促進を図るため、新たな産業団地整備の実現性を調査してまいります。新たな商業施設の誘致を進める「龍野IC周辺まちづくり区画整理事業」につきましては、組合設立と事業認可に向け取り組んでいくとともに、将来的な交通渋滞の緩和と安全対策に備えるため、周辺道路の測量調査等に着手してまいります。

JR竜野駅周辺整備につきましては、駅舎の橋上化、自由通路のバリアフリー化工事が佳境に入ってまいります。本市の南玄関口にふさわしい良好な周辺環境を確保し、交通結節点として利便性・快適性を向上させてまいります。また、JR本竜野駅周辺におきましては、中心市街地としての活力と賑わいを創出するため、土地利用やまちづくりの方向性を検討してまいります。

一方、TDXの推進につきましては、市民生活の利便性と行政サービスの質を向上させるため、行政手続のオンライン化を拡充するとともに、自治体情報システムの標準・共通化への円滑な移行、行政事務の根幹となる文書管理システムを導入するなど、「住民との接点(フロントヤード)」と「内部事務(バックヤード)」を一体的に整備してまいります。

他方、GXの推進につきましては、「たつの市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定し、脱炭素社会における市の将来像や取組を示してまいります。また、公用車両の購入・更新に当たっては、積極的に電気自動車を導入するとともに、JR播磨新宮駅の照明設備をLED照明に更新するなど、ゼロカーボンシティの実現を目指してまいります。

本市の魅力や取組を地域内外に発信し、多くの方に知ってもらうことが重要であることから、市ホームページにつきましては、子育て応援特設サイトを新設し、LINEとの連携も含め、全面リニューアルいたします。また、SNSを活用した広報活動を強化するため、発信力の高い方による効果的な情報発信を展開するとともに、移住希望者と本市を繋ぐマッチングWEBサービスを導入してまいります。関西圏域の経済成長の起爆剤として期待される「大阪・関西万博」におきましては、「ひょうごフィールドパビリオン」に認定されたプログラムのPRを兵庫県と連携し展開してまいります。さらに、定住自立圏構成市町と共同で広域版観光ガイドブックを作成し、圏域の魅力を発信するとともに、「下川原蔵あかね」のリノベーションに合わせて、重伝建地区選定5周年を迎える龍野地区の魅力を高めてまいります。

3 安全で安心して住み続けられるまちづくり

コロナ禍を乗り越え、新たな一歩を踏み出した矢先、本年1月1日、石川県能登半島で最大震度7の揺れを観測する地震が発生し、甚大な被害がもたらされました。本市においては早急に職員11名を派遣し、被災地に寄り添った支援を実施したところではありますが、私自身改めて、「全ての市民が安全で安心して住み続けられまちづくりを一層推進していかなければならない」との思いを強くしたところです。

近年、頻発・激甚化する自然災害に対し、市民へ迅速・的確に情報を伝達するため、防災行政無線設備の更新を着実に進めてまいります。また、発災時に避難所として活用している中学校体育館及び龍野体育館競技場につきましては、避難者を守る施設として改善するため、空調設備を設置してまいります。さらに、災害時の緊急処置に対応するため、本年度から一般会計予算の予備費を災害対応分として増額いたします。

水害に強いまちを目指すため、土師南山調整池の排水施設整備や準用河川等の浚渫土砂対策を計画的に進めるとともに、片島・ひばりケ丘地区の浸水対策工事に着手してまいります。さらに、大雨時に浸水が想定される区域や浸水する深さなどの情報をまとめた「内水ハザードマップ」を作成し、避難や誘導時に伴う災害リスクの回避に役立ててまいります。

「自らの地域は自ら守る」という精神のもと、昼夜を問わず消防活動に当たる消防団につきましては、団員の処遇改善や人員確保を図るため、新たに準中型免許の取得費を助成いたします。また、小学生を対象に防災体験学習を実施し、学齢期からの防災意識の向上に努めてまいります。

一方、防犯対策につきましては、自治会など地域団体に対する防犯カメラの設置費の助成に加え、市が新たに見守りカメラを設置することにより、犯罪抑止に努めてまいります。また、特殊詐欺被害件数が直近10年で最多となり、増加し続けていることを踏まえ、自動録音機能付電話機等の購入費を助成してまいります。

市民生活に深刻な影響を及ぼしている空き家に対しましては、自己所有地に隣接する空き家の土地・建物を統合する補助金を新設し、空き家の利活用を促進してまいります。

第2期目がスタートする地方独立行政法人たつの市民病院につきましては、医療を取り巻く環境が激変する中、地域に求められる医療を提供し、公的医療機関として担うべき役割を確実に果たしてまいります。

最後に、急激な物価高騰や人口減少社会において、「快適実感都市 たつの」であり続けるために、限られた財源と人的資源、デジタル技術を最大限活用し、業務の効率化を推し進め、持続可能な行財政運営を推進してまいります。

令和6年1月4日「新年賀会」祝辞から

R6_新年賀会皆様、明けましておめでとうございます。
令和6年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。皆様方には、日頃から市政進展のため、格別のご支援とご協力を賜っておりますこと、厚くお礼を申し上げます。
はじめに、1月1日に発生した能登半島地震において、被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。災害はいつ起こるか分かりません。日頃の備えや災害時の避難行動、気象情報や防災情報の重要性をあらためて実感しているところでございます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが移行され、花火大会やたつの市民まつりなど、にぎわい創出のイベントを通常どおり開催することができ、活発な人の交流を嬉しく思うとともに、あらためてまちづくりは「市民が主役」であることを認識した次第でございます。また、様々な分野における市民の皆様の活躍ぶりが印象的でしたが、中でも子どもたちの活躍には目を見張るものがありました。特に柔道、ソフトテニスなどスポーツの分野において、全国大会や世界大会で優秀な成績を収められ、多くの感動を与えていただきました。将来の日本代表として、世界に羽ばたく選手に成長する姿と活躍に期待を寄せているところでございます。
市政運営におきましては、政府が昨年11月の臨時閣議において、賃上げ・国内投資の促進を盛り込んだ「デフレ完全脱却のための総合経済対策」を閣議決定し、物価高対策として所得税と住民税の減税や低所得者への給付措置が実施されることになります。市民生活を支えるためにも、円滑な手続きができるよう体制の強化を進めてまいります。
また、未来を担う子どもたちのため、子育て支援策の充実をはじめ、一貫性のある教育を行う小中一貫教育を推進し、子育て世代から選ばれるまちを目指してまいります。新宮地域の小中一貫校の整備につきましては、実施設計と仮設校舎の建設に取り掛かる予定としており、開校に向け着実に歩みを進めております。加えて、新たなにぎわい創出のための「龍野インターチェンジ周辺まちづくり区画整理事業」の推進、駅利用者の利便性向上と交通結束機能強化のための「竜野駅周辺整備事業」を展開し、都市の交流核としての機能強化を図り、経済活動の活性化に取り組んでまいります。
さらに、昨年10月に開設した「書かない窓口」での作成可能な各種申請書のさらなる充実や公共施設予約システムの導入など、前例にとらわれることなく、デジタル技術を活用し、市民サービスの向上に取り組む所存でございます。
ところで、本年は「辰年」でございます。六十干支では「甲辰(きのえ・たつ)」の年にあたり、「甲辰」は、陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年と言われています。すなわち「新しいことを始めて成功する、いままで準備してきたことが形になる」ことを示しており、新たなことに挑むにふさわしい年です。龍野商工会議所におかれましては、頃安会頭の指揮のもと、本市の経済活動の活性化における先導役として、斬新な発想をもって事業を展開されますことを期待しております。
結びといたしまして、たつの市の安寧と市民の皆様のご多幸をご祈念申し上げますとともに、本日ご参会の皆様の今後ますますのご健勝とご多幸を心から祈念いたしまして、年頭にあたっての挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年1月4日「令和6年仕事始め式」訓示から

R6_仕事始め式明けましておめでとうございます。
皆さんの清々しいお顔を拝見し大変うれしく思います。また、皆さんのやる気と熱意がひしひしと伝わり心強い限りです。
はじめに、1月1日に発生した能登半島地震において、被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。災害はいつ起こるか分かりません。日頃の備えや災害時の避難行動、気象情報や防災情報の重要性をあらためて認識した次第でございます。
さて、昨年は、WBCの優勝をはじめ、バスケットボールワールドカップ、ラグビーワールドカップでの日本代表の活躍に胸を熱くしました。たつの市においても、昨年は小中高校生が、柔道、ソフトテニスなど様々な競技種目において、全国大会、世界大会での活躍ぶりが目覚ましく、深く感銘を受けた年でした。
新年を迎えまして、あらためて市民の皆様が安全に、安心して、すこやかに暮らせるまちづくりへの取り組みに全力で取り組んでまいる決意をしたところです。
政府は昨年11月の臨時閣議において、賃上げ・国内投資の促進を盛り込んだ「デフレ完全脱却のための総合経済対策」を閣議決定し、物価高対策として所得税と住民税の減税や低所得者への給付措置が実施されることになります。市民生活を支えるためにも、迅速かつ円滑な手続きができるよう体制の強化とご協力をお願いします。
また、未来を担う子どもたちのため、子育て支援策の充実をはじめ、一貫性のある教育を行う小中一貫教育を推進するとともに、新宮地域の小中一貫校の整備を進めるなど、子育て世代から選ばれるまちを目指してまいります。加えて、新たなにぎわい創出のための「龍野インターチェンジ周辺まちづくり区画整理事業」の推進と併せ、駅利用者の利便性向上と交通結束機能強化のための「竜野駅周辺整備事業」を展開し、都市の交流核としての機能強化を図り、経済活動の活性化に取り組んでまいります。
さらに、昨年10月に開設した「書かない窓口」での作成可能な各種申請書のさらなる充実や公共施設予約システムの導入など、前例にとらわれることなく、デジタル技術を活用し、市民サービスの向上に取り組む所存です。
ところで、今年は「辰年」で、六十干支では「甲辰(きのえ・たつ)」の年にあたり、「甲辰」は、陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年と言われています。すなわち「新しいことを始めて成功する、いままで準備してきたことが形になる」ことを示しており、新たなことに挑むにふさわしい年です。
管理職の皆さんにあっては、若手職員の斬新な発想力やアイデアにも耳を傾け、常識にとらわれることなく、広い視野で変化を恐れず、龍の如く猛々しく新しいことに挑戦するチャレンジ精神で業務に励んでください。あわせて、職員のスキルアップに向けたマネジメント能力の発揮、職員一人ひとりの能力が十分に発揮できる職場づくりを強く期待しております。
結びに、皆さんにとって、実り多い1年となりますことを心から祈念いたしまして、年頭に当たっての訓示とします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和5年4月3日「令和5年度辞令交付式」訓示から

令和5年4月3日訓示皆さん、おはようございます。令和5年度がスタートし、新たな気持ちで新年度を迎えられていることと思います。今年度のテーマである、未来 応援 住みたいまち たつの「夢を拡げる未来のかたち」の実現に向け、市民の皆様が住み続けたい、住んで良かったと実感できる「ふるさと たつの」の創生に職員一人ひとりが、全力で職務遂行されますことを期待しております。

はじめに、このたびの人事異動の概要について申し上げます。健康福祉分野において、多様化する市民ニーズに対応するため、健康福祉部を「福祉部」と「健康部」に再編し、市民サービスの更なる向上を図ることとしました。

また、女性職員のさらなる活躍を促進するため、意欲と能力のある女性職員を積極的に管理監督職に登用したところであります。

さて、本日付けで総勢257人の異動発令を行いました。このたびの人事異動では、市の重要施策について、効率的かつ効果的な市政運営を展開するため、様々な行政課題に対応した人員配置としています。各課ヒアリングを踏まえ、本人の希望や意見にできるだけ配慮しましたが、意に反する結果であったと感じる職員もいると思います。組織としてより良く機能させるため、十分に検討を重ねた結果であります。

人事異動は、「自己変革」、「自己開発」のチャンスでもあります。厳しい環境の中で経験をすることは、皆さんの強い力となり、成長の糧になると信じています。管理職の皆さんは、これまで以上に市政が活性化するよう、今一度、原点に立ち返り、「市民目線」、「現場主義」に立ち、「与えられた職場で、全力を尽くす」思いで、前向きに取り組んでください。

本日付けで採用された24の新入職員の皆さん、心から歓迎いたします。今日から共に働けることを嬉しく思っています。皆さんは今日から、全体の奉仕者である公務員としての自覚を持ち、一日でも早く仕事に慣れ、職場の先輩と良好な関係を築き、心身の健康に留意して、若い力、民間で培った力を発揮していただきたいと思います。

続いて、年度始めにあたり、皆さんに3点申し上げます。
1点目は、「庁内連携」です。
庁内関連部局の横断的な連携・協力の推進、様々な行政課題に的確に対応していくためには、所管部局のいわゆる「縦割り行政」に縛られることなく、力を存分に発揮してください。

2点目は、「挑戦」です。
変化することを恐れずチャレンジしてください。時代は刻々と変化し、常に時代に応じた取り組みが求められています。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置づけられ、コロナとの共存社会の中で、新しい時代のニーズを的確に捉え、市民目線に立って、前例にとらわれることなく、積極的な姿勢で業務に取り組んでください。

3点目は、「健康管理」です。
これまでにも、「働き方改革」の一環として長時間労働の是正、時間外勤務の縮減が求められていますが、それと同時に「健康管理」が欠かせません。管理職の皆さんは、日常的に業務の進行管理を十分行うことはもちろんですが、何より部下の「健康」に注意を払い、業務やコミュニケーションから、職場の現状や雰囲気、部下の健康状態などを感じ取ることに心がけてください。

以上、3点のことを踏まえ、皆さんそれぞれに、新たな目標や夢に向かって、具体的な行動に繋げていただけるよう、強く期待しております。
結びに、全職員が、心身ともに健全で、全力をもって、職務に邁進していただきますことをお願いし、年度はじめに当たっての訓示といたします。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

お問い合わせ

所属課室:企画財政部広報秘書課 

住所:兵庫県たつの市龍野町富永1005-1

電話番号:0791-64-3211

FAX番号:0791-63-3786

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