第2次たつの市総合計画（素案）への意見募集の結果について（令和3年）

 本市では、平成28年度に、第1次たつの市総合計画を踏まえ、「みんなで創る 快適実感都市『たつの』」を将来像に設定した「第2次たつの市総合計画」を策定し、市民にとって暮らしやすく、魅力のあるまちづくりに努めてきました。

しかしながら、この間にも全国的な人口減少と少子高齢化は進行し、本市においても地域の活力維持が懸念されています。更に、新型コロナウイルス感染症の流行は、人々の生命や平穏な暮らしのみならず、感染拡大防止対策の各種制限から、観光産業をはじめとした企業の経営圧迫やサプライチェーンの脆弱性の露見など、社会・経済・国際秩序等多方面に甚大な影響を及ぼした一方、コロナ禍を契機に、テレワークなど新たな働き方の浸透や過密化した大都市からの退避など、国民・企業の意識、行動、価値観の変容が見え始めています。

このように、今後のまちづくりに向けた課題と好機が併存する中で、いかにして自らが有する地域資源や地域特性を最大限に活用し、市民・事業者・行政が協働して「自立した地域づくり」を進めていくことが求められています。

このような状況を踏まえ、市民と行政が一体となってまちづくりに取り組むために、中期的な視点で社会情勢の変化を見据えながら、本市が実現しようとする将来像及びその実現に向けて展開する各分野の施策を示し、計画的に実行していくための指針として、基本構想及び基本計画の見直し（素案策定）を行いました。 

この素案について、令和3年9月13日（月曜日）から令和3年10月1日（金曜日）まで、市民の方などを対象に意見を募集したところ、3名の方から合計12項目についてご意見をいただきました。

いただいたご意見を反映させた案については、令和3年10月28日（木曜日）に開催した「第2回たつの市総合計画審議会」に報告し、了承されました。

たつの市総合計画審議会

また、令和3年11月18日（木曜日）には、第2次たつの市総合計画の「基本構想の改訂」及び「後期基本計画の策定」に向けて高坂誠審議会会長から山本市長に総合計画審議会からの答申書が手渡され、高坂会長からは、「まちづくりの将来像の実現に向けて、本計画に掲げる諸施策を着実に推進し、『たつの市らしさ』を大切にした施策展開に努めるとともに、社会経済情勢の変化や市民の意識・行動の変容を的確に捉え、時代に即した柔軟で効率的な市政運営に徹し、すべての人々が住みたい・住み続けたいと思えるまちの実現に努められたい。」と意見が添えられました。

山本市長からは、「答申書を十分尊重し、『たつのらしさ』を大切にしつつ、変化の激しい社会情勢にも対応し、持続可能なまちづくりに全力で取り組んでまいります。審議会委員の皆さまには熱心にご審議いただきありがとうございました。」と感謝の意を表しました。

なお、本計画の基本構想の改訂については、12月市議会に上程し、議決を求めます。

高坂会長から山本市長に答申書を手交