市長の部屋(令和7年度)

更新日:2026年02月26日

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令和8年度 施政方針から

令和8年度施政方針から

令和8年第1回たつの市議会定例会の開会に当たり、新年度の市政運営に臨む私の基本姿勢の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

先の市長選挙におきまして、市民の皆様の負託を受け、3期目の市政運営の舵取り役を担わせていただくに当たり、改めてその職責の重さを痛感するとともに、まちづくりへの情熱と責任感を持って、市民に寄り添う市政を愚直に邁進する決意を新たにしたところでございます。

本市は、昨年、市制施行20年の節目を迎えました。市民憲章の制定や数多くの記念事業の開催を通じて、これまで先人たちが築いて来られた礎に想いを馳せるとともに、「“ふるさと たつの”への愛着と誇り」という共通の想いが市民に浸透していることを実感し、更なる飛躍と次世代へ繋がるまちづくりの必要性と重要性を再認識した年となりました。

一方、国政に目を向けますと、女性初の総理が誕生し、責任ある積極財政の下、「強い経済を実現する総合経済対策」を打ち出し、国民の暮らしや地方への支援を強力に進めるとしております。本市におきましても、物価高から市民の暮らしを守り抜くことを優先施策とし、「たつの市民生活応援商品券」の発行をはじめとして、市民・事業者への迅速な支援に取り組んでまいります。

今日、たつの市が直面する最大の課題は、人口減少への適応です。この難題に対し本市が目指すべき方向性は、人口減少のスピードをできる限り抑え、すべての市民が将来に希望を持ち、一人ひとりが豊かさと幸せを実感できる持続可能なまちを築いていくことに他なりません。そのために成すべきことは、「普遍的な子ども・子育て政策」、「市民誰もが健康で生き生きと暮らせる福祉政策」、「地域活性化と雇用創出に資する企業誘致政策」を加速させることに加え、これまでに芽吹き、育ち始めた施策を進化・成長させることであります。

加えて、市民の生命と財産、暮らしを守ることは、行政最大の使命です。昨年12月に青森県東方沖を震源とする震度6強の地震が発生し、「後発地震注意情報」が初めて発表されました。また、1月には、鳥取・島根県域で最大震度5強を観測する地震が立て続けに発生し、自然災害の脅威を今でも鮮明に記憶しているところです。国難級の大規模災害の発生が懸念されている状況下にあって、市民の安全安心な生活基盤を築くため、ソフト・ハード両面にわたって強靭化を進めてまいります。

令和8年度は、市の最上位計画である「第2次たつの市総合計画」の最終年度となります。次期総合計画の策定に当たり、施策の検証・見直しを加えながら、本市の目指すべき将来像を明確にし、まちに新たな活力をもたらす「ひと」を育み、市民一人ひとりが笑顔と希望をもって暮らしていけるまちづくりに向けて、責任と覚悟を持って市政を勇往邁進してまいる所存でございます。

1 健幸(けんこう)で未来を育むまちづくり

いつまでも「健やか」で、心穏やかに「幸せ」を感じ、住み慣れた地域で自分らしく暮らせることは、誰しもの願いです。その根幹となるのが健康であり、コロナ禍以降、多くの方々が健康の重要性を再認識し、健康志向はより高まっています。

このため、市民総合健診における特定健診の対象年齢を現在の30歳以上から20歳以上へ引き下げ、若年層の生活習慣病対策と健康意識の醸成を図ってまいります。また、HPV検査を導入している子宮がん検診につきましては、無料対象者を拡充し、受診負担を軽減することで受診しやすい環境を整えてまいります。さらに、認知症高齢者等を早期に発見し、継続的な医療や介護等に繋げるため、60歳以上の方を対象に、かかりつけ医での「もの忘れ検診」を自己負担無く実施してまいります。

他方、子ども・子育て家庭の健康増進に資する新たな取組といたしまして、生まれてくる赤ちゃんを「RSウイルス」から守るため、妊婦を対象に予防接種を実施するとともに、産婦健康診査費用を助成し、安心して出産・育児ができるようサポートしてまいります。加えて、5歳児を対象とした健康診査の実施、4・5歳児を対象にフッ化物洗口によるむし歯予防対策、インフルエンザ予防接種の助成対象者を中学3年生まで拡大するなど、子どもの健やかな成長と子育て家庭を応援してまいります。

また、すべての子どもの成長を応援し、保護者の多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化するため、就労要件を問わず、時間単位で定期的に利用できる「こども誰でも通園制度」を実施してまいります。さらに、市内初となる病児保育を実施する民間事業者に対し、施設整備費用を助成し、子育て家庭が安心して仕事と育児を両立できるようバックアップしてまいります。

不登校児童生徒への対応といたしましては、市内小中学校において、不登校支援員の増員及び校内サポートルームを増設し、子どもに寄り添った教育を充実させるとともに、フリースクール等民間施設へ通う児童生徒に対しましても、支援を実施することで多様な学びの場を提供してまいります。

中学校の部活動につきましては、生徒の多様なニーズに応えるため、関係機関と連携し、学校部活動で実施する「地域連携」と認定地域クラブで活動する「地域展開」を両輪とする取組を推進してまいります。

本市初となる(仮称)はりま新宮小中一貫校につきましては、旧校舎の解体作業及び新校舎の建設工事に着手し、児童生徒の新たな学びと成長に対応できる教育環境を計画的に整備してまいります。また、小中一貫校で使用することになる新宮温水プールにつきましては、大規模改修工事に伴う実施設計業務を進めるとともに、新宮こども園につきましても、移転に向けた業務に着手してまいります。一方、御津中学校におきましては、老朽化に対する施設整備方針の策定に向けて、用地測量業務を実施してまいります。

御津地域の人工芝多目的グラウンドにつきましては、誰もがスポーツに親しみ、スポーツを通じた健康・交流拠点として第2期工事を進めてまいります。

すべての市民が生涯にわたり、健やかで幸せに暮らし、子どもたちの未来を育むまちづくりを推進してまいります。

2 まちの魅力と活力にあふれるまちづくり

国においては、昨年11月に「強い経済を実現する総合経済対策」を掲げ、今夏を目途に「地域未来戦略」を取りまとめ、地方が持つ伸び代を生かし、地方に活力を取り戻すことを目指すこととしております。本市におきましても、人口減少社会に適応した持続可能なまちづくりの指針「たつの市都市計画マスタープラン」を策定し、市の将来を見据えた都市計画ビジョンを示してまいります。

また、都市計画マスタープランで位置付けている、市の玄関口である本竜野駅周辺におきましては、今般策定を進めております「中心市街地複合施設基本構想」を踏まえ、「たくさんの人々が集い、にぎわいが広がる施設」を目指して、中心市街地に新たな活力と賑わいを創出する「多世代交流・地域共生の拠点」として整備を進めてまいります。さらに、東觜崎駅及び千本駅につきましても、駅周辺の環境を整備し、利用者の利便性と快適性を向上させてまいります。

折しもJR姫新線は、開業90周年を迎えます。将来にわたる鉄軌道の維持に向け、引き続き国やJR西日本に対し強く要望するとともに、利用促進に向けた様々なイベントを通じて、改めて沿線住民のマイレール意識の醸成を図ってまいります。

一方、「龍野IC周辺まちづくり区画整理事業」につきましては、交通の利便性が高い立地条件を最大限に発揮し、大型商工業施設の誘致と県道4車線化の実現、市道の新設、公園等の整備を進め、市民のみならず多くの方々が来訪される活力あふれる交流拠点整備を土地区画整理組合と連携し推進してまいります。

他方、龍野西IC周辺における新たな産業団地につきましては、企業誘致及び市内事業所の事業需要を満たすため、進出企業や開発事業者等の市場の動向を注視し、引き続き事業化に向けて検討してまいります。

昨今、龍野重伝建地区をはじめ、市内に魅力的な店舗の開業が増え、新たな賑わいと活力が生み出されています。そこで、市内創業を一層加速し、地域経済の活性化や新たな雇用の創出を図るため、第二創業も支援対象に加え、挑戦する経営者を応援してまいります。また、高校生を対象とした保護者同伴型の事業所説明会を開催し、若者の市内就業を後押しすることにより、市内企業の人材確保と若者定住に繋げてまいります。

本市観光名所の一つである世界の梅公園内の「尋梅館」及び「唐梅閣」の老朽化が著しくなっています。このため、建物の耐力度調査を実施し、今後の活用方策を検討してまいります。

また、本市の魅力や地域資源を市内外に効果的・戦略的に発信するため、主体的に活動してもらえるプロモーション人材を発掘・育成するとともに、定住自立圏構成市町と連携し、インフルエンサーを招聘した観光プロモーションを展開してまいります。さらに、移住定住を促進するため、東京・大阪で開催される移住相談会に参加し、「住んでよし 訪れてよし たつの」を効果的にPRしてまいります。

本市の多彩な地域資源とポテンシャルを生かし、魅力と活力にあふれるまちづくりを推進してまいります。

3 安心して快適に暮らせるまちづくり

物価高騰の長期化や人手不足、急速に進展するデジタル化をはじめとする社会問題、また、南海トラフ地震発生リスクの増大、地球温暖化による異常気候、多発する林野火災、更には、昨年発生した播磨灘産マガキの大量へい死などの自然災害が顕在化しています。すべての市民が安心して快適に暮らせるよう、各施策に心血を注ぎスピード感をもって取り組んでまいります。

とりわけ喫緊の課題である物価高騰対策につきましては、全市民を対象とした「生活応援商品券」の配布、環境負荷の軽減に資する家庭用蓄電池の導入支援、農林畜水産業者及び介護サービス事業者等への事業継続支援を迅速に実施してまいります。さらに、マガキの大量へい死により、甚大な被害を被られた養殖業者に対し、種苗購入費用を速やかに支援してまいります。

また、発災時の支援体制を強化するため、県内統一の被災者生活再建支援システムを導入し、罹災証明書発行の迅速化を図るとともに、自主防災組織による災害時応急用井戸の整備を支援し、生活用水の確保と共助のすそ野を拡げてまいります。さらに、女性や子ども、高齢者等に配慮した災害備蓄品の充実、地域社会を支える若き防火救命リーダーの育成にも努めてまいります。

常備消防体制につきましては、緊急時に傷病者がより適切な処置を受け、搬送先病院を円滑に選定できる「マイナ救急」を本格的に運用してまいります。

年々深刻化する酷暑による健康被害を防止するため、中学校屋内運動場に続き、小学校屋内運動場につきましても空調設備を順次整備するとともに、中学校に続き小学校にもウォーターサーバーを配備いたします。さらに、屋外で活動されている高齢者グループに対しましては、簡易テントの購入費用を助成し、熱中症対策を促進してまいります。

一方、地域公共交通につきましては、「たつの市地域公共交通計画」を改定し、すべての市民が安全快適に移動できるよう、持続可能な公共交通サービスを構築してまいります。また、コミュニティバスにおいては、バスロケーションシステムを導入し、利便性の向上及び運行管理の効率化を図るとともに、市民乗り合いタクシーについては、総合病院の閉院に伴い、新宮地域の区域外運行の実証実験を実施いたします。

他方、高齢者等のデジタルデバイド解消に向けて、市が認定した「ご近所デジタルマイスター」によるスマホ相談会や移動型スマホ教室を開催し、誰もがデジタル社会の恩恵を享受できるよう努めてまいります。

最後に、カスタマーハラスメントから職員を守り、安心して業務を遂行できる職場づくりを推進するため、庁舎内防犯カメラの増設及び電話録音装置を導入することにより、カスハラ対策に加え、市民サービス及び職員資質の向上、業務効率の改善に繋げてまいります。

以上、市民の皆様との協働・共創により、「未来応援 住みたいまち たつの」の実現に向かって、私が先頭に立ち、職員一丸となり、揺るぎないまちの基盤を築いてまいりますので、市民の皆様、市議会議員の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ、私の市政推進の基本姿勢とさせていただきます。

令和8年1月5日「新年賀会」祝辞から

新年賀会 市長祝辞

明けましておめでとうございます。

令和8年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。皆様方には、日頃からたつの市政進展のため、格別のご支援とご協力を賜っておりますこと、厚くお礼を申し上げます。

先の市長選挙におきましては、市民の皆様からの負託を賜り、引き続き市政運営の舵取り役を担わせていただくことになりました。新年を迎え改めまして、その使命と重責に身の引き締まる思いでございます。今後も市政のあゆみを進めるべく、全力で市政運営に取り組んで参りますので、どうか引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

さて、昨年を振り返りますと、各地で梅雨明けが早まり、地球温暖化による記録的な猛暑が続き、加えて全国で大規模火災が発生するなど、自然の脅威の前に命と暮らしを守る防災・減災対策の重要性を再認識するとともに、日頃からの備えと地域のつながりの大切さを強く感じたところでございます。一方たつの市では、市制施行20周年という節目を迎え、記念式典や各種イベントを通じて本市の歴史と魅力、そして未来への可能性を共有し、世代を超えた交流が生まれたことは大変意義深いものとなりました。

市政運営におきましては、人口減少の進行や物価高騰の長期化など、市民生活を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続く中、市民の皆様の経済的負担を軽減するため各種支援策を強力に推し進めているところです。特に、先般発行いたしました生活応援プレミアム商品券は、多くの市民の皆様から家計支援の一助となったとお喜びの声をいただきました。この他、子育て世帯、高齢者の皆様をはじめ、支援を必要とする方々の様々な不安を和らげられるよう、きめ細やかな対策を講じ、誰もが安心して暮らし、将来に希望を抱けるまちづくりを進めてまいります。

また、新宮地域の小中一貫校の整備につきましては、旧校舎の解体作業・新校舎の建設に着手します。9年間同じ校舎で学ぶことで学校全体の連帯感の醸成を図るなど、小中一貫校の特色を生かした小中一貫教育を推進してまいります。さらに、市内初となる御津地域の人工芝多目的グラウンドにつきましては、いよいよ来年度内での完成を見込んでおり、スポーツに親しむ場の創出はもとより、世代を超えた交流や地域コミュニティの活性化にも寄与する拠点施設となることを期待しております。

ところで、今年の干支「うま」は、「前へ進む象徴」とされています。また、六十干支では「丙午(ひのえうま)」の年にあたり、「丙午」は、情熱や勢いが高まり大きな飛躍の年と言われております。龍野商工会議所におかれましては、頃安会頭の指揮のもと、本市の経済活動の活性化における先導役として、情熱をもって新たな挑戦に取り組まれ、事業が力強く展開されますことを期待しております。

結びといたしまして、たつの市の安寧と市民の皆様のご多幸をご祈念申し上げますとともに、本日ご参会の皆様の今後ますますのご健勝とご多幸を心から祈念いたしまして、年頭にあたっての挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和8年1月5日「令和8年仕事始め式」訓示から

仕事始め式 訓示

明けましておめでとうございます。

新年を迎え、皆さんのはつらつとしたお顔を拝見し大変うれしく思います。また、皆さんのやる気と熱意がひしひしと伝わり心強い限りです。

昨年1年間、皆さんは、「未来応援 住みたいまち たつの」の実現に向け、それぞれの立場で職務に精励され、献身的にご尽力いただきましたこと、まずもってお礼を申し上げます。また、市制施行20周年という大きな節目を迎え、記念事業や式典を通じて、本市の歴史や魅力、そして未来への可能性を共有できたことは大きな財産となったことと思います。

さて、先の市長選挙においては、市民の皆様の負託を受け、引き続き市政運営の重責を担わせていただくことになりました。とりわけ、このたびの選挙で掲げた50項目の公約に対して市民の皆様から支持をいただいており、その実現のために英知を結集し、全力で取り組む所存です。

まず、人口減少や物価高騰の長期化など、市民生活を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続く中、市民の皆様の経済的負担を軽減できるよう、各種支援策の強化に取り組み、子育て世帯、高齢者の皆様をはじめ、支援を必要とする方々に確実に手が届く施策を展開し、日常生活の不安を和らげられるよう、きめ細やかな対策を講じ、誰もが安心して暮らし、将来に希望を抱けるまちづくりを進めてまいります。

また、より魅力ある中心市街地を創造するための重要な基盤となる「龍野インターチェンジ周辺まちづくり区画整理事業」につきましては、商業施設誘致と道路環境の整備に取り組み、魅力あふれるまちづくりを進めてまいります。加えて、本竜野駅周辺につきましても、中心市街地として活性化を促すため、土地利用やまちづくりの方向性を検討してまいります。さらに、新宮地域の小中一貫校の整備につきましては、旧校舎の解体作業・新校舎の建設に着手し、多様な学びや交流が生まれる教育環境の整備に努めてまいります。

こうした事業推進にあたり、管理職の皆さんにあっては、引き続き高い使命感をもって組織を牽引し、職員一人ひとりの力を最大限に引き出していただきたいと思います。変化を恐れず、現場の声に耳を傾けながら、風通しの良い職場づくりと人材育成により一層力を発揮されることを期待しております。また、職員の皆さんは日常業務に加え、市内で開催される様々なイベントに積極的に参加していただきたいと思います。イベントは市民の皆様と直接触れ合える大切な機会です。市民の皆様から直接意見を聞くことは皆さん自身の視野や経験を広げる貴重な機会でもあります。部署の垣根を超えた連携や新たな気づきにつなげてください。

結びに、皆さんにとって、実り多い1年となりますことを心から祈念いたしまして、年頭に当たっての訓示とします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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