重層的支援体制整備事業について

更新日:2025年03月31日

ページID : 8052

社会福祉法の改正により、「重層的支援体制整備事業」が令和3年4月に創設されました。

本市では、令和7年度から取り組みを開始します。

重層的支援体制整備事業とは

重層的支援体制整備事業とは、地域共生社会の実現に向けて地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため、「相談支援」「地域づくりに向けた支援」「参加支援」の3つの支援を柱として、それらを効率的・円滑に実施するために、「アウトリーチ等を通じた継続的支援」、「多機関協働による支援」を追加し、5つの事業を一体的に実施するものです。

【重層的支援体制整備事業全体のイメージ図】

【重層的支援体制整備事業全体のイメージ図】

(出展:厚生労働省資料を加工)

 

重層的支援体制整備事業における各事業の概要

(厚生労働省ホームページから抜粋)

包括的相談支援事業
  • 属性や世代を問わず包括的に相談を受け止める
  • 支援機関のネットワークで対応する
  • 複雑化・複合化した課題については適切に多機関協働事業につなぐ
地域づくり事業
  • 世代や属性を超えて交流できる場や居場所を整備する
  • 地域における多様な主体による取組をコーディネートする
  • 地域のプラットフォームの形成や地域における活動の活性化を図る
参加支援事業
  • 社会とのつながりを作るための支援を行う
  • 利用者のニーズを踏まえた丁寧なマッチングやメニューを作る
  • 本人の定着支援と受け入れ先の支援を行う

アウトリーチ等を通じた継続的支援事業
  • 支援が届いていない人に支援を届ける
  • 潜在的ニーズを抱える人を早期発見するために地域と連携する
  • 本人との信頼関係の構築に向けた支援に力点を置く
多機関協働事業
  • 市全体で包括的な相談支援体制を構築する
  • 本事業の中核を担う役割を果たす
  • 複雑化・複合化した課題について支援関係機関の役割分担を図る

 

重層的支援体制整備事業実施計画

本市では重層的支援体制整備事業を実施するにあたり、庁内の幅広い部署と横断的な連携を強化し、支援チームとして課題解決に取り組む体制を構築するとともに、庁内外の様々な機関との協働により「人と人」、「人と地域」がつながり、誰ひとり取り残すことがない地域共生社会の更なる深化に向けて、「たつの市重層的支援体制整備事業実施計画」を策定しています。