養しょく業をしている人たちは、どのようにしてカキを育てているのだろう。

更新日:2025年03月31日

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青い帽子を被り青い服を着た男の子のイラスト

養しょく業をしている人たちは、どのようにしてカキを育てているのだろう。

育ててとる養しょく業

室津では、おだやかな湾や入り江を利用したカキの養しょくがさかんになってきました。なぜ、カキ養しょくをするようになったのか、はるきさんたちは、カキの養しょくをしている高木さんにインタビューをしました。

黒いシャツを着た短髪の高木さんをアップで撮影した写真

カキの養しょくをしている漁師の高木さんの話
わたしたちは、3年前からカキの養しょくに取り組んでいます。とる漁業の水揚げ量が減ってきたので、カキ養しょくをすることにしたのです。毎年少しずつカキいかだを増やしています。
カキは、5月に種付けをし、いかだにつるして大きくします。室津の海は栄養分が豊富なので、よいカキが育ちます。

大変なのは、台風の時期です。台風が来る前には、カキのいかだを風の当たらない湾の中に船で移動させます。台風が去った後、またもとの場所にもどすのです。
カキがとれるのは、10月下旬から4月までですが、わたしたちがいちばんいそがしいのは、12月です。その時期、カキ小屋では、20人ぐらいで収獲したカキのからをむいたり、からの表面をきれいにしたりして出荷します。

収穫したばかりの殻がついた室津のカキの写真

室津のカキ

2つの透明のボウルに殻をむいた牡蠣が入っている写真

からをむいたカキ

室津の1年もののカキごよみの図
3名の男性作業者が、ロープに等間隔に牡蠣の稚貝をつけている種付けの作業の様子の写真

カキの種付け

中央に赤色の機械の様な物が置いてある、海に浮かんだ竹で作った大きないかだの写真

カキいかだ

種付けされた牡蠣の稚貝をいかだにつるしている様子の写真

カキがつるされている様子

いかだに寄せた漁船からのびたクレーンで、牡蠣を収穫している様子の写真

カキの収獲

収穫した牡蠣が入った箱の蓋を開き、カキ小屋の作業台の上におろしている様子の写真

カキをカキ小屋へおろす

作業台の左右の椅子に座った女性の作業者たちが、カキをむいている作業の様子の写真

カキむきの様子

室津漁港の年間水揚げ高を表したグラフ

じゅんせいさんたちは、カキ養しょくが増えてきたわけを知りました。漁師さんがとる漁業から、育てる漁業へとすこしずつきりかえてきたことがわかりました。
また、カキ養しょくによって、漁業にたずさわる若い人も少しずつ増えてきたそうです。

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