建物の見どころ

更新日:2025年03月31日

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室津海駅館

2階建の木造作りの日本家屋で1階が格子で囲まれている室津海駅館の外観写真
2階部分が白壁になっており、1階が木材の外壁で和風造りの室津海駅館の裏側の外観写真

切妻平入り本瓦葺き二階建てという室津の町家の特徴をよく残しており、座敷回りの意匠がすぐれているところからたつの市の文化財に指定されています。「魚屋」(室津民俗館)とともに、室津の大規模な町家を代表する数少ない貴重な建物です。

室津海駅館の1階平面図
室津海駅館の2階平面図
  1. 土間(通り庭)
  2. 箱階段
  3. 屋形船之間
  4. 腰掛け縁と障子
  5. 出桁と板持ち送り
  6. 腰折れ吊り天井
  7. 床違棚・出書院を備えた一之間
土間の床が土のままで庭に通り抜けできるようになっている海駅館土間の写真

土間(通り庭)

高さの違う箱が重ねられていき階段になっている海駅館箱階段の写真

箱階段

2間続きの和室の部屋で天井が緩やかなカーブになっている屋形船の間の写真

屋形船之間

2階の縁側を腰位の高さの板で柵をしその上が障子になっている腰掛縁と障子を外側から写した写真

腰掛け縁と障子

柱の上の方に外側に出た板状の出桁と板持ち送りの写真

出桁と板持ち送り

天井の中央から傾斜した形状の腰折れ吊り天井の写真

腰折れ吊り天井

左側には天袋や地袋があり、右側には掛け軸が掛けられた床の間がある一ノ間の写真

床違棚・出書院を備えた一之間

室津民俗館

瓦屋根の木造和風造りの細長い2階建ての室津民俗館の外観写真
木造2階建ての細長い和風造りの家の2階の大きな窓が白の格子で虫籠窓になっている室津民俗館の外観写真

建物は室津の代表的な大型町家ですが、1階入口の吊り上げ式二重戸、1階裏側の隠し階段など、他の町家には見られない仕組みがあります。また、2階の土間上は室津では珍しい虫籠窓になっています。1988(昭和63)年には兵庫県の文化財にも指定されています。

室津民俗館1階平面図

1階平面図

  • ア.玄関吊り上げ式二重戸
  • イ.一本釣り和船
  • ウ.箱階段
  • エ.1階奥座敷
玄関の入口や窓が木材の格子になっている玄関吊り上げ式二重戸の写真

玄関吊り上げ式二重戸

2階の窓枠が白の太い窓枠に格子になっている虫籠窓の写真

虫籠窓

左側に窯があり右側には広い和室のなっている民俗館土間の写真

土間

箱が重ねられ手すりが付いてた階段になっている箱階段の写真

箱階段

右側には箪笥が置かれ縦に長い広い和室になっている1階座敷の写真

1階座敷

右側は全体に窓になっており広い和室が広がっている2階座敷の写真

2階座敷

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