特別展「海からの伝言~室津の海揚がり陶磁器~」を開催

更新日:2025年04月08日

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たつの市御津町室津の大浦海岸には、陶磁器の破片が散布していることが古くから知られていました。そのなかには国内外の貴重な遺物が多く含まれており、数年前から大手前大学史学研究所による調査研究が進められてきました。
その成果を紹介する特別展を、室津海駅館で開催します。室津周辺の海で採集された古代から近世までの陶磁器を展示するとともに、そこから明らかになった瀬戸内海の流通の一端を紹介します。

大浦海岸の海中から見つかった茶碗やお皿などの陶磁器の写真

大浦海岸の海揚がり陶磁器(大手前大学史学研究所提供)

室津沖でダイビングスーツを着た調査員が海中を調査している写真

室津沖での水中調査(水中考古学研究所提供)

開催期間

令和6年10月26日(土曜日)~12月1日(日曜日)

開館時間

9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日

  • 毎週月曜日(11月4日を除く)
  • 11月5日(火曜日)

会場

たつの市立室津海駅館(たつの市御津町室津457)

入館料

  • 単館券
    • 高校生以上200円
    • 小・中学生100円
  • 共通券
    • 高校生以上300円
    • 小・中学生150円
  • 「ひょうごっ子ココロンカード」をお持ちの方は入館無料
  • 11月9日(土曜日)・10日(日曜日)は「関西文化の日」のため室津海駅館・室津民俗館ともに入館料無料

主な展示作品

大浦海岸の海揚がり陶磁器

古代~中世(11世紀後期~16世紀代)初公開

お皿の底の部分や欠けた破片の一部など、4点の古代・中世の中国白磁の写真

中国白磁(大手前大学史学研究所提供)

お皿の底の部分や欠けた茶碗の一部など、6点の古代・中世の中国青白磁・青花の写真

中国青白磁・青花(大手前大学史学研究所提供)

近世(17世紀代以降)

肥前磁器の丸い小皿が2点と欠けたお皿の一部2点の写真

肥前磁器(大手前大学史学研究所提供)

茶色い茶碗の底の部分やお皿の破片の一部など6点の陶器の写真

肥前陶器・京焼系陶器・新宮焼・萩焼(大手前大学史学研究所提供)

関連行事

(1)記念講演会「海揚がり陶磁器と室津」

  • 日時:令和6年11月30日(土曜日)14時~15時30分
  • 講師:赤松和佳さん(大手前大学史学研究所研究員)
  • 定員:30名(先着順)
  • 参加費:無料(ただし入館料が必要)

(2)展示解説

  • 日時:令和6年11月2日(土曜日)14時~15時
  • 講師:義則敏彦(たつの市立埋蔵文化財センター館長)
  • 定員:15名(先着順)
  • 参加費:無料(ただし入館料が必要)

(1)(2)ともに事前申し込みが必要です。
室津海駅館の窓口、電話または申込フォーム
からお申し込みください。

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

歴史文化財課 室津海駅館へのお問い合わせ
〒671-1332 兵庫県たつの市御津町室津457

電話番号:079-324-0595
ファックス:079-324-0595

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