歴史文化資料館常設展示のご案内

更新日:2025年03月31日

ページID : 3340

「龍野の歴史」をテーマに、たつの市域及び揖保川流域の町々の原始古代から近世までの歴史の流れを、5つのコーナーに分け、時代順に紹介しています。

  • 特別展開催中はご覧になれません。(企画展等の場合も展示替えのため、一部の資料はご覧になれない場合があります。)
  • 資料保存の観点から展示資料を適宜変更しており、一部の資料はご覧になれない場合があります。

1.原始古代の龍野

揖保川流域の石器時代、人々が定住生活を始めた縄文時代、稲作を中心とした弥生時代、数多くの古墳に葬られた首長など、生活や権力の移り変わりを、遺跡や出土遺物で紹介しています。

土色の壺のような大きな土器が3点横に並べられその前に小さな土器が2点並べられた写真

門前遺跡出土弥生土器

土色の土器の胴体に装飾が施されている壺の写真

西宮山古墳出土飾付壺写真

馬の型をした埴輪の写真

長尾タイ山古墳出土馬型埴輪

2.古代の山陽道

6世紀の西宮山古墳、7世紀からの小神、中井、中垣内、小犬丸廃寺など郡内有力勢力の存在、そこを山陽道が通り、布勢に駅家が置かれました。条里制も整い播磨国最大の郡として繁栄します。また、人々の間にさまざまな信仰も盛んになったようすを展示しています。

丸い形の中央に花のような模様が描かれた瓦の写真

奥村廃寺出土瓦(7世紀後半)

土色の丸い土器の中心に縦書きで文字が書かれた土器の写真

布勢駅家出土墨書土器(8世紀)〔布勢井邊家〕

右足を組んで右手をあごの下にあてている菩薩像の写真

日本一小さな弥勒菩薩像
(7世紀中頃) 円覚寺蔵

3.中世の筑紫大道

都と博多を結ぶ筑紫大道は、軍事目的で整備されましたが、都の文化、宋の文化の流入伝来に役立ちました。この道に沿う荘園の生活、宋文化伝来のありさま、経筒にこめる当時の人々の願いと戦乱の社会のようすを展示しています。

細長い筒形の蓋が付いた経筒が5個並べられた写真

山吹山経塚出土経筒(小宅神社蔵)

茶色の鉄でできた年季の入った十二間筋兜の写真

十二間筋兜

4.龍野城主と城下町

赤松村秀を初代城主とする代々の城主、脇坂氏200年に及ぶ治世の間の城、藩領、城下町の変遷、醤油業など産業と商業の発達によって、町人の教育、文芸活動も盛んになっていった城下町と町人の生活のようすを展示しています。

槍の刃が十字の形をした十文字槍の写真

脇坂安治が賤ヶ嶽で使用の
十文字槍

陣旗や武士が戦っている様子が描かれた関ヶ原合戦絵巻の写真

関ヶ原合戦絵巻 

茶色を基調とした鎧と茶色に金色で大きな丸が施された佩楯の茶糸威革包二枚胴具足の写真

徳川家から拝領したと伝わる
茶糸威革包二枚胴具足

黒の胴具足に布袋様の絵が描かれた布袋・菖蒲蒔絵胴具足の写真

布袋・菖蒲蒔絵胴具足

紺色を基調とした鎧に黒色の兜、黒に金色で装飾が描かれた臑当の伊予札縹糸下散紅威胴丸具足の写真

伊予札縹糸下散紅威胴丸具足

薄い茶色で鞍の中央に輪っかが重なったような模様が入った輪違紋入鞍橋の写真

輪違紋入鞍橋

5.近世の街道と揖保川

村での素麺づくり、揖保川の高瀬舟による水運と川漁、街道の宿や村の絵図、生活用具で村人たちのくらしの一端を紹介しています。また、当時唯一の楽しみであった祭りのありさまを祭礼絵馬や獅子舞の模型などで展示しています。

太閤検地帳の表紙の写真

太閤検地帳

傘を持った獅子舞が肩に乗った姿の模型が飾られてある梛八幡神社獅子舞の写真

梛八幡神社獅子舞

野田焼のお皿や徳利などが8点並べられた写真

野田焼

この記事に関するお問い合わせ先

歴史文化財課 龍野歴史文化資料館へのお問い合わせ
〒679-4179 兵庫県たつの市龍野町上霞城128-3

電話番号:0791-63-0907
ファックス:0791-63-0998

メールフォームによるお問い合わせ