養しょく業をしている人たちは、どのようにしてカキを育てているのだろう。

養しょく業をしている人たちは、どのようにしてカキを育てているのだろう。
育ててとる養しょく業
室津では、おだやかな湾や入り江を利用したカキの養しょくがさかんになってきました。なぜ、カキ養しょくをするようになったのか、はるきさんたちは、カキの養しょくをしている高木さんにインタビューをしました。

カキの養しょくをしている漁師の高木さんの話
わたしたちは、3年前からカキの養しょくに取り組んでいます。とる漁業の水揚げ量が減ってきたので、カキ養しょくをすることにしたのです。毎年少しずつカキいかだを増やしています。
カキは、5月に種付けをし、いかだにつるして大きくします。室津の海は栄養分が豊富なので、よいカキが育ちます。
大変なのは、台風の時期です。台風が来る前には、カキのいかだを風の当たらない湾の中に船で移動させます。台風が去った後、またもとの場所にもどすのです。
カキがとれるのは、10月下旬から4月までですが、わたしたちがいちばんいそがしいのは、12月です。その時期、カキ小屋では、20人ぐらいで収獲したカキのからをむいたり、からの表面をきれいにしたりして出荷します。

室津のカキ

からをむいたカキ


カキの種付け

カキいかだ

カキがつるされている様子

カキの収獲

カキをカキ小屋へおろす

カキむきの様子

じゅんせいさんたちは、カキ養しょくが増えてきたわけを知りました。漁師さんがとる漁業から、育てる漁業へとすこしずつきりかえてきたことがわかりました。
また、カキ養しょくによって、漁業にたずさわる若い人も少しずつ増えてきたそうです。
更新日:2025年03月31日