先輩移住・定住者インタビュー5
東京からUターンして…

和田さん
前住所地:東京都
移住年:平成24年
たつの市新宮町を中心に、移動しながらカレーを販売する「BUS(バス)亭」を始める。
移住を決めたきっかけ
東京では工業デザインを10年、ソフトウェアデザインを10年、約20年間デザイナーの仕事をしていました。ただ、いつかは地元たつの市へ帰ろうという思いがあったこと、また両親が病気をしたことも重なり、Uターンで帰ってきました。
BUS(バス)亭とは
東京でのデザイナー時代に、事務所の近くに小さなスタンドバーがありました。そこは近所の人から仕事帰りの人まで、本当に色んな人が集まる場所でした。そのお店に通ううちに「自分も人々が集まる空間を作りたい」という思いを持ち始めたんですが、田舎は人が少ないのでお店を構えてもなかなか集まらないだろうと…そこで、人がいるところをお店が回るという今のスタイルを思いつきました。マイクロバスは自分で改装しました。2年半ほどかかりましたね(笑)

都会と田舎の生活の違い
都会と田舎の生活の違いは感じます。都会では一人で気ままに生活できますが、田舎では地域の関係性がありますので、そこが大きいように思います。自治会の役員を任されることもあり、とにかく地域の仕組みの中の仕事があるので、そういうのが一番違いますし、移住者の方が戸惑う部分かなと思います。
移住経験者としてのメッセージ
実際の移住には、受け入れる側の姿勢が大事だなと思います。移住(特に都市から田舎への移住)を検討される方は、ある程度のデメリットも考えておられると思いますが、実際に体験するのとではまた違うので、スムーズな移住には、受け入れる地域と移住検討者を繋ぐ役割を持った方の存在がなくてはならないと思います。
更新日:2025年03月31日