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最終更新日:2021年2月22日

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の生態と対策

生態と被害

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は中南米の淡水に生息する大型の巻貝で、水田の土壌内や水路等で越冬します。気温が上昇し、水田に水が張られると活動を開始します。また、取水によって水路から水田に侵入します。
卵はピンク色(ふ化直前は黒赤色になる)で、水稲の茎や水路の壁等に産卵するのでよく目立ちます。田植え後、約2~3週間までの軟らかい稲を食害し、欠株となることがあります。

ジャンボタニシ2-1

 

食害による欠株稲

 

 

ジャンボタニシ4-3

 

 

水稲に集まる貝

 

 

ジャンボタニシ2-2

 

 

水田での貝の卵塊

 

 

防除対策

水稲生育期間の対策

【殺卵、貝の捕殺】

  • 貝、卵塊を見つけ次第捕殺します。貝は寄生虫を持っている場合がありますので、
    素手では触れずゴム手袋等を使用し、潰して廃棄してください。
  • 卵塊は水中で呼吸できないため、水を張ったバケツなどに落とすだけで殺卵できます。
  • 捕殺後、放置すると腐臭などの原因になりますので注意してください。

【網の設置】

  • 取水口に目合い1cmの網を設置し、用水路からの貝の流入を防止する。 

稲刈り後の対策

  • 稲刈り後1~4日間3~4cmの湛水状態を保ち、貝を活動状態にさせます。
    その後、石灰窒素(20kg/10a)を散布し、3~4日間湛水状態を保ち、貝を致死させる。(7日間止水)
  • 冬期に耕耘を2~3回実施することで貝をつぶして致死させる。
  • 用排水路の点検、侵入防止網の設置、冬季止水(貝の生育場所の水分を無くす) 

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お問い合わせ

所属課室:産業部農林水産課農業振興係

住所:兵庫県たつの市龍野町富永1005-1

電話番号:0791-64-3157

FAX番号:0791-63-3784

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