つながるいのちサポートネットワークについて
たつの市では、つながるいのち支援計画に基づき、「誰も自殺に追い込まれることなく市民が安心して暮らせるまち"たつの"」を目指し、関係機関と連携・共同し、支援を必要とする人に気づき、早期の相談に結び付けることで自殺の発生を未然に防ぐことを目的に様々な取組を展開しています。
その取組の一つとして、令和元年3月から「つながるいのちサポートネットワーク」を展開しています。

つながるいのちサポートネットワークとは
自殺の危険性が低い段階(様々な問題が解決できずに悩んでいる、誰にも相談できない、死にたくなるほどつらいと感じている状態の段階)に、地域において話を傾聴したり、協力スポットから相談窓口の情報を得ること、専門相談へのつなぎを行うことにより、自殺予防に結び付けるためのネットワークです。

協力スポットは、つながるいのちサポートネットワークの目的に賛同し、協力機関等として市へ登録いただいたところとなります。また、この協力スポットは、自殺予防に関する情報発信できる拠点となり、相談窓口ほか自殺予防に関連する情報を得られる場所となります。
事前に登録いただいた協力スポットには、誰もが見えるところに協力スポットステッカーが貼付されています。

つながるいのちサポートネットワーク協力機関(協力スポット)一覧 (PDFファイル: 429.1KB)
たつの市では、情報発信の拠点として、協力スポットとなる各種機関などを募集しています。ぜひご協力をお願いいたします。
つながるいのちサポートネットワークの活用は
- 日々の生活の中で、様々な問題が解決できず悩んでいたり、誰にも相談できない、自らいのちを絶ちたくなるほど辛いと感じている時に、つながるいのちサポートネットワークに登録いただいている協力スポットに貼付してあるステッカーから、相談先などの情報を得て相談する。
- 協力スポットを利用した時に、置いてあった相談先一覧などの情報があったチラシなどを持って帰る。(チラシなどは無料で自由に持って帰れます。)
- 協力スポットで得た情報の中で、悩みに沿った専門相談先に連絡し相談する。

つながるいのちサポートネットワークの協力機関に登録後どのようなことをするの?
つながるいのちサポートネットワークの目的に賛同し、協力機関として登録後どのようなことをするのかなどを紹介します。
つながるいのちサポートネットワークの協力機関として何をするの?
- 誰もが目にすることができる場所に、QRコード入り協力スポットステッカーを貼付します。
- 地域や職場の人などと日々接する中で、SOSを感じ取った時には、さりげない声かけや傾聴を行います。
- 日々人と接する中で、支援が必要と思った場合は、医療機関への受診勧奨や、それぞれの悩みに応じた専門相談窓口の紹介などのつなぎを行います。
- 日々の活動の中でいつもと変わりがないかなど、温かくさりげなく寄り添いながら声かけをしたりあいさつをするなどを通して見守ります。
- 市とともに、できる範囲で自殺予防の普及啓発を行います。
協力スポットステッカーについて
協力スポットステッカーには、大きく目立つよう「つながるいのち」を書かれており、ここがつながるいのちサポートネットワークの協力スポット(協力拠点)であることがわかるようになっています。また、背景は薄い黄色の優しい色合いで、エンゼルランプの花々がちりばめられ、花言葉にもあるように「あなたを守りたい」というメッセージを伝えています。
QRコードは市のホームページの自殺予防相談窓口の紹介ページにリンクされており、わずかな時間でより自殺予防につながる情報を得やすくなっています。

つながるいのちサポートネットワークはどのような機関などが登録できますか?
たつの市内にある企業や各種団体、事業所、店舗、ボランティア等の活動しているグループなどです。
つながるいのちサポートネットワークは、たつの市在住の方やたつの市在勤の方々が悩んだり辛くなった時に、それぞれの相談内容に応じた専門相談先が得られるよう、市内全域に情報発信等ができる協力スポットを増やしていき、いのちをつなぎとめるネットワークとなっています。専門相談窓口は、住民以外でも広く利用できるものとなっておりますので、職場のメンタルヘルスとしての活用もできます。
つながるいのちサポートネットワークに登録するにはどのようにすればいいですか?
- まずは、健康課につながるいのちサポートネットワークに協力したい旨を伝えてください。
- 「つながるいのちサポートネットワーク協力機関登録届出書(様式1)」に記入いただき、提出します。(下記から届出書をダウンロードいただき、記入したものを持参いただくことも可能です。)
- つながるいのちサポートネットワーク協力機関登録届出書(様式1)を受理後、つながるいのちサポートネットワーク協力スポットステッカーを配付します。
- 登録いただいた関係機関名をホームページに掲載し、広く周知します。

各機関としての登録ではなく、個人で協力したい時は?
つながるいのちサポートネットワークの目的に賛同していただける方であれば登録できます。
つながるいのちサポートネットワークの一員となり、自殺予防のための活動への協力をお願いいたします。
登録時に提出いただく書類
つながるいのちサポートネットワーク協力機関登録届出書(様式1)(ワード:21KB) (Wordファイル: 20.2KB)
つながるいのちサポートネットワーク協力機関登録届出書(様式1)(PDF:77KB) (PDFファイル: 76.4KB)
たつの市における見守り活動について
たつの市における地域見守り活動について(既存の見守り活動との違い)
たつの市の地域見守り活動は、既存のものとして下記のとおり2種類あります。その違いについて紹介しています。
種類 |
孤立死ゼロ作戦事業の地域見守り |
はいかい高齢者等見守りSOSネットワーク |
---|---|---|
内容 |
孤立死ゼロ作戦は、社会的に孤立死、亡くなってから時間が経過して発見される孤立死を未然に防ぐため、市と企業・事業者が積極的に連携し、支援を必要とする人やそのニーズに対し、早期派遣・早期対処することを目的としています。 日常業務の中で異変を発見した企業や事業者が地域包括支援課へ連絡することにより、対象者の状況確認や必要に応じて関係機関と連携し、必要な支援を行います。 対象とする方は、主に高齢者となります。 |
市内に在住し、認知症などを患い家の中や外を歩き回るなどはいかいのある方(恐れを含む)などを、関係機関や協力機関ネットワークや、地域ぐるみで速やかに発見・保護し、その後の生活を支援していくネットワークシステムです。 また、地域での日常的な見守り(生活を通じた目配り)や、はいかい高齢者等見守りSOSネットワークの普及啓発を、できる範囲で行います。 対象とする方は、主に中年・高齢者です。 |
つながるいのちサポートネットワークとの違い |
日頃の業務の中での異変がないか、声かけや見守りをしていく部分は重複する部分ですが、自らいのちを絶つ危険性が低い段階(自殺予防)の方への支援や自殺予防に関する情報発信を行う協力スポット(拠点)となる役割があるところは違う部分となります。 |
地域での生活を通じた見守りやネットワークの普及啓発という点では重複する部分がありますが、事前登録者が所在不明になった場合、通常業務の範囲内での捜索活動への協力を行うことにより早期発見・保護を行うものではありません。 |
たつの市役所からこのページをご覧いただいている方へ
つながるいのちサポートネットワークは、自らいのちを絶つ危険性が低い段階に、身近な地域で悩んでいたり辛いと感じている人のSOSに気づき、声かけや傾聴し、専門相談窓口の紹介やつなぐ、見守ること、登録いただいた関係機関から、自殺予防の情報が得られるスポットとしての活動を行うネットワークを推進しています。ぜひ生きることを支えるための取組に参加・協力をお願いいたします。
更新日:2025年04月07日