3D都市モデル整備事業(Project PLATEAU)
3D都市モデル整備事業とは
3D都市モデル整備事業とは、国土交通省が実施している都市デジタルツインの社会実装を進める取組み「Project PLATEAU(プロジェクトプラトー)」の一環として、現実の都市空間をサイバー空間で再現する事業のことです。
国土交通省では、3D都市モデル整備事業を社会のデジタル・インフラとして位置づけ、全国でその整備・活用・オープンデータ化を進めており、本市においても3D都市モデルを整備し、オープンデータとして公開しております。
参考リンク
用語解説
都市デジタルツイン
現実空間の都市の情報を取得し、サイバー空間(コンピューターなどで作られた仮想空間)内に現実空間の都市環境を再現すること。
デジタル・インフラ
インターネットなどのデジタル技術を支えるIT全般の技術基盤のこと。
オープンデータ
誰もがインターネット等を通じて容易に利用(加工、編集、再配布等)できるよう、公開されたデータのこと。
(1)営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能、(2)機械判読に適したもの、(3)無償で利用できるものという特徴があります。
たつの市3D都市モデル等の概要
当該事業で整備した概要は以下のとおりで、大きく3つの内容で構成されます。
都市計画基本図の更新
本市都市計画基本図は、平成17年の4市町合併による「たつの市」の誕生後、平成19年度に市全域を対象として再整備し、その後、別途更新している道路台帳平面図との整合を図りつつ、主に道路を対象として平成26年度、平成29年度及び令和4年度に変更箇所のみ部分的に更新しました。
3D都市モデル整備にあたっては、住宅等の建築物の変更箇所も必要となるため、令和4年度撮影の航空写真をもとに市域全域を対象として基本図を更新しました。
3D都市モデルの整備
3D都市モデルとは、戸建て住宅や商業施設、病院などの建築物等を上空から見た形と建築物の高さ情報をもとに平面の地図上に立体化させ、可視化したデータのことです。
本市においては市域全域の建築物をLOD1、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)内の建築物をLOD2として整備しております。重伝建地区のLOD2は、他のLOD1と比較すると屋根の形状と外観が表現されており、より現実に近いモデルとなっています。

PLATEAU View 本庁舎周辺

PLATEAU View 重伝建地区周辺

PLATEAU View 重伝建地区周辺(浸水情報可視化)
用語解説
LOD
Level of Detailの略で、3D化の詳細度を示す指標のこと。

(出典:国土交通省ホームページ)
浸水シミュレーションの3D可視化(ユースケース開発)
ハザードマップに掲載される情報は平面であり実感として認識しにくいため、都市空間を3D化した成果を活用し、視覚的にわかりやすくなるようハザードマップ情報を3D可視化することとしました。
3D可視化する情報として、市内の広範囲に影響を与える河川洪水を選定し、時間経過で洪水の範囲・浸水深さがどのように広がるのかを可視化しました。
3D可視化することにより、何時間後にどの場所で建物のどの高さまで洪水が到達するのかが視覚的にわかりやすくなり、防災・減災の取組みに活用しやすくなりました。
可視化ソフトウェア画面イメージ



サンプル動画1:本竜野駅周辺
サンプル動画2:重伝建地区周辺
整備データの閲覧方法等
都市計画基本図
更新した都市計画基本図については、都市計画課窓口、または、郵送申請で販売しております。
詳細は下記リンクをご参照ください。
3D都市モデルデータ及びユースケースデータ
本事業で整備した3D都市モデルデータ等については、以下の箇所からご覧いただけます。
(1)Plateau VIEW
PLATEAU VIEW App(PLATEAU のサイト)
サイトトップページ中「最先端の3D都市モデルをWEBブラウザで体感する」を選択し、画面左上の「データセット、建築物、住所を検索」から「たつの市」を検索してください。
(2)G空間情報センター
サイトトップページ中「データを探す」で「たつの市」を検索してください。
(3)たつの市ホームページ「オープンデータ」
(4)市役所出前講座
役所出前講座No.37「活用しよう!防災マップ」の中の一部でユースケースデータを使用した河川洪水の説明を実施しております。詳細は出前講座ページをご確認ください。
(5)都市計画課窓口
都市計画課窓口で専用機器を使用して個別に公開いたします。
なお、出前講座等で専用機器を使用している場合は公開ができませんので、公開を希望される場合は、事前に下記お問い合わせ先までご連絡ください。
更新日:2025年03月31日